悪口を言う人に天罰が下ることは無いのだろうか
世の中には因果応報という言葉があって、「良いことをすれば良い結果になるし、悪いことをすれば悪い結果になる」
当然、悪口を言う人には天罰が下るはずということです。
今回は「悪口を言う人は因果応報となるのか」というテーマで、僕の周りにいた人たちを題材にしてその末路がどうだったのか紹介していきます。
悪口で悩んでいる人たちにとって、気休めの一つにでもなれば嬉しいなと思います。
✔この記事からわかること
■悪口を言う人が因果応報になる理由
■悪口を言う人の末路【具体事例】
■悪口を言っているのに因果応報にならないケースとは?
悪口を言うという行為には、相応の末路が待っています。
その現実が見えているだけでも、今悩んでいるあなたにとって支えになると思います。
でも、我慢しているだけだとすぐに状況は変わらないので、対処法もこちら↓の記事を読んで知っておいてください。※悪口だけでなく嫌がらせ全般への対処法です
目次
悪口を言う人が因果応報になる理由
まずは悪口を言えば、言った本人が損するという事実を整理してみます。
なぜ因果応報が成り立つのかを理解しておくことで、悪口を言ってくる相手を客観視することができ、落ち着いて対応することもできると思います。
悪口は言った人だけが損をする
「悪口を言えば嫌われる」なんとなくそうだと納得できるはずです。
でも、言われた人側の評判は下がらないという事実を知っていますか?
悪口という行為が、第三者からどのように見えるかを明らかにした実験があります。
米オハイオ州立大学のジョン・スコウロンスキ博士が行った実験です。
<実験内容>
「人の悪口を言う男性」のビデオを被験者たちに見せた後、悪口を言ったAさんと悪口を言われたBさんの印象を確認する。
<結果>
悪口を言ったAさん:多くの人が嫌悪感を抱いた
悪口を言われたBさん:マイナス感情を持つ人はいなかった
この実験で注目すべきは、悪口を言われた人の評価はほとんど変わらず、悪口をいった人だけ評価を大きく下げているという点です。
つまり、悪口という行為は、第三者から見ると言った人の評判だけを下げる行為です。
つまり、相手の評判を落とそうと悪口を言い続けても、相手の評判はほとんど下がらず、自分の評判だけが落ちていき、やがて周囲は敵だらけになってしまうんです。
まさに因果応報と言えるのはないでしょうか。
悪口は言った本人の脳を破壊する
当然、悪口は相手を攻撃するために用いられます。
でも、人を罵倒したり、馬鹿にしたり、ネガティブなことを口にすると、相手を傷付けるだけではなくて、自分の脳にもダメージがあるんです。
悪口って、ストレス解消になると思っている人が多いのですが、脳科学的に言うとこれは半分正解で半分不正解です。
というのも、悪口を言うと、ドーパミンが分泌されることが分かっているので楽しいという快楽を得ることができます。
でも、それと同時にストレスホルモンであるコルチゾールも分泌されるということが分かっています。
つまり、悪口を言ってスッキリしたと思っていたら、脳にはしっかりストレスが蓄積されていくということなんです。
脳科学者としてメディアにも良く出演されている中野信子先生によると
悪口は脳を攻撃し、それが続くと巨大なストレスとなり、脳を衰えさせ、最終的には老化を促進してしまう。
要は、悪口は加害者側もダメージが積み重なっていき、そのストレスを解消しようと過激化したところで本人へのダメージ量が増えるだけなんです。
もう一つの因果応報として、悪口は言った本人にも精神的なダメージを与えるということです。
悪口を言う人の末路【具体事例】
実際に悪口を言う人がたどる末路とはどんなものでしょうか。
僕のこれまでの経験で「まさに神様は見ていて、世の中は因果応報なんだな」と思った事例を紹介していきます。
悪口先輩Aの破滅エピソード
僕と同じ部署にいた12年目中堅社員Aさんの事例を紹介します。
Aさんは容量が良くて、上司から可愛がられている期待の社員でした。
でも、実はAさんの裏の顔はみんなの陰口を言いまくる人だったんです。
「あいつはポンコツで仕事が遅い」「あいつは馬鹿だから何言いたいのか分からない」みたいな感じで常に周囲を非難していました。
そして、ある日仲間内での飲み会で、酔いも回って完全にヒートアップしたAさんはいつにも増して悪口を言いまくっていました。
そして、会はお開きとなり、会計していると、まさかの上司に遭遇。
どうやら席が近かったようで、Aさんの暴言もばっちり聞かれていたようでした。
少し不謹慎かもしれませんが、その瞬間のAさんの青ざめた顔はまさにギャグマンガそのものでした。
悪い流れというのは続くもので、その日からAさんが言い放った暴言、悪口の数々が上司陣にも知られることとなり、Aさんは社内に居場所を無くしていきました。
最初は優秀なAさんを擁護する人も多かったものの、徐々に噂は広がりAさんの評価は急激に低下していったんです。
当然、Aさんの昇進は遠のいてしまい、Aさんが嫌いだった周囲はこの結果にほくそ笑んでいました。
因果応報ですが、いたたまれない状況ですね。
行き場を失ったAさんは結局会社を去っていきました。
中間管理職Sの精神崩壊エピソード
続いては、僕の友人の上司で中間管理職をしていたSさんの事例です。
なので、この話は友人から聞いた話となります。
Sさんは社内でも若くして管理職になった注目株でした。
それだけにストレスも大きかったのか、部下に対して「お前のできが悪いから俺が大変」「教えても時間の無駄」とか暴言も多かったようです。
こんな状況だったので、部下との信頼関係は最悪なものでした。
実際に、僕の友人は直接Sさんから悪口を言われていませんが、ひどい悪口を言っていたと他の人から聞き、Sさんへの信頼は失っていたそうです。
こういうのって、尾びれ背びれが付いて話が大げさになっていくので、その職場内は相当な疑心暗鬼に陥っていたんだと思います。
仕事ができると言われていたSさんでも、膨大な仕事量に対して、チームとしてパフォーマンスが上がらず、徐々に追い詰められていきました。
結果、Sさんはプレッシャーに耐え切れず、精神崩壊して病院送り。
職場復帰後も窓際族として、定時になるまで席を温めるお荷物社員に成り下がってしまったということでした。
仕事は一人で頑張っても大きな成果につながらない。
だからこそ、周囲を馬鹿にする行為は周囲からの信用をなくし、徐々に自分のクビを締めることになります。
悪口を言えば、因果応報で自分に跳ね返ってくるのです。
悪口を言っているのに因果応報にならないケースとは?
悪口を言っているにも関わらず、職場に君臨し続ける猛者を見かけることがあります。
あなたもそんな人を見たことはありませんか?
それって、なんで因果応報が発動しないのかを説明していきます。
悪口を言う人には友達が多い?という噂
悪口を言っている癖に友達が多い人ってたまにいませんか?
因果応報が発動していないケースですが、これに対して考えられる理由は以下です。
✔悪口ばかりなのに友達が多い理由
- 自分が標的になるのが嫌だから
- 一緒に悪口を言える都合の良い存在だから
- 陰口ではなくて本人に直接指摘するから
- 悪口をカバーできる取り柄があるから
この謎現象を詳しく解説した記事があるので、こちら↓も読んでみてください。
≫悪口を言う人に友達が多い理由!あなたが取るべき行動は2つだけ
この記事でも書きましたが、結論は表面的に友達が多く見えているだけであって、状況が変わればすぐに離れてしまう関係性です。
先ほどの具体事例でも挙げましたが、いざ状況が悪くなれば周囲はすぐに敵に回ってしまうんです。
なので、悪口が因果応報であるという法則は崩れることはありません。
唯一、因果応報にならないケース
因果応報にならないケースとは「本当に友達を大切にする人」です。
つまり、悪口みたく聞こえても、それは相手に良くなって欲しいという本心からくるアドバイスなんです。
同じ悪口を言う人でも、それは大きな違いがありますよね?
言い換えると、悪口ってその人の欠点とも言えるので、それをきちんと教えてくれる人ってすごく貴重なんです。
なので、このタイプだけは周囲の友人とも強い絆を結んでいきます。
繰り返しですが、悪口に聞こえるだけであって、それは悪口ではないということです。
当然、アドバイス(相手のことを考えて行動する)であれば、因果応報で自分にも良い流れがくるというのはある意味法則通りなのかもしれませんね。
悪口を言う人は因果応報となる!
今日の結論はシンプルに「悪口を言う人は因果応報となる」ということです。
悪口は百害あって一利なし。
悪口は絶対に言わない方が良いということです。
周囲との人間関係を悪化させるだけでなく、自分自身の脳や精神にもダメージを与えるという意味でも避けるべきです。
また、こういったネガティブな感情は、近くにいるだけでも伝染してしまうので、もし近くに悪口を言っている人がいたら、できるだけ距離を取ることも意識しましょう。
ネガティブ思考への対処法に特化して書いた記事があるので、こちら↓も読んでみてください。
今の職場に本当に満足していますか?
悪口を言う人が一人や二人いるという環境は珍しくないと思います。
でも、本当にみんなのびのび働いている職場ならば、そんなつまらない足の引っ張り合いなんてないはずです。
もしかすると、あなたは今そこにいるべきではないのかもしれません。
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あなたの助けになる記事を色々書いているので、以下も参考にしてください。
自分のやりたいことが分からない方は
≫自分のやりたい仕事がわからない時の対処法3つ【若手向け】
働きやすい職場を探したい方は
≫働きやすい職場環境を見つける方法【見極める5つの基準】
年収アップにこだわりたい方は
≫【最短で年収を上げる!】転職エージェントの選び方と使い方