職場で何でも批判する人がいて、自分まで気持ちがどんよりする。
新しい提案をしても「そんなの出来っこないよ。うまくいくわけないよ。」とすぐに否定されて、なんだかやる気なくなってきた…
こういった経験、誰でもありますよね。
これって、無意識のうちにネガティブがあなたにも伝染しているんです。
前向きな姿勢で頑張っていても、こんな人と一緒に仕事をしているとやる気が削がれてしまうんですよね。
でも、実はこういった人とうまく付き合う際にコツさえ押さえれば、あなたにネガティブが感染することはありません。
つまり、感染しないためのバリアーを張ることが出来るんです。
✔この記事からわかること
■油断するとネガティブ思考は感染します【警告】
■否定や批難する人とのうまい付き合い方が分かる
この記事を書いている僕は、何でも否定する超ネガティブな先輩と半年ほどチームを組んで仕事をしていた経験があります。
当時は、僕もそんな状況にイライラして、精神的に結構きつかったです。
もちろん、僕は常にポジティブな気持ちでいたいと思って踏ん張っていましたが、そこに抗うことができなかったんです。
でも、自分の中でモヤモヤした感じは続いていて、しばらく悩んでいたらコツみたいなものが分かってきたんです。
そしたら、この先輩を受け流すことができるようになっていきました。
今日はそんな感じで、もがき続けた末に僕が気付いたコツを紹介しています。
これを読めば、ネガティブ思考の人間とどう向け合えば、悪い影響を受けずに済むかがわかりますよ。
油断するとネガティブ思考は感染します【警告】
感染力が強すぎるんです。
と言っても、これが実際にどれほどのものか分からない方もいると思うので、もう少し具体例を出しながら説明していきたいと思います。
あきらめたら、そこでみんな試合終了になる
何でも否定的に考える人っていますよね。
「もう無理だ」「出来っこない」なんて思考の人と一緒にいる時間が長ければ、あなたはどんどんその思考に引っ張られていきます。
たとえ、「影響されてはダメだ」と思っていたとしてもです。
人はポジティブなことよりも、ネガティブなことのほうが共有しやすい性質を持っています。(これは心理学でも証明されています。)
冒頭で話した僕の経験ををもう少し詳しく説明していきます。
きっとあなたも似たような経験をしたことがあるハズです↓
僕は3つ上の先輩と一緒にとあるプロジェクトを担当していました。
なんどか議論を重ねて、顧客へのプレゼン企画を練り上げていましたが方向性がなかなかまとまらない…
徐々に納期が迫っていたころ、その先輩から若干のあきらめムードが出ていることに僕は気が付きました。
ちょっと休憩して、もう少しクライアントの要望を整理してみましょう!
僕がこう言ったのは、夜の8時ぐらいだったと思います。
でもその先輩は…
もう無理だって。
これ以上やっても時間の無駄だよ。
と言い放ちました。
結局、翌日からもその先輩の姿勢は変わらず。
僕は「もっとやれることはありますよ!」とわざと前向きな発言をしていました。
でもその努力もむなしく、次第に先輩のネガティブなオーラに僕は負けてしまいました。
その結果、
「確かに先輩の言う通りだ。こんなの初めから無理だったんだ」
と僕も思い始めてしまったんです。
このように初めは反発していても、一日中否定され続けているとその思考は感染しちゃうんですよ。
誰かがあきらめた瞬間に、そこでみんな試合終了になっているって、あながち大げさな話ではないと思いませんか。
人の弱点を見つけて悪口を言う
人の欠点を見つけて、それをネチネチ指摘する人も、要注意です。
これも感染力「大」です。
悪口が好きな人っていますよね。
悪口を言う人って、初めから「悪いところを見つけてやろう」といった視点で人を見ているんです。
だからちょっとでも弱点を見つけたら、
といった悪口を繰り返すんです。
他人の悪口を聞かされるのって、いい気分じゃないですよね。
でも、何度も悪口を聞いているうちに「あなたの心に眠っていたネガティブな感情が湧き上がってきて」しまうんです。
気が付けば、一緒になって悪口を言ってしまっている…
こんな経験ありませんか?
この瞬間、あなたは相手に影響されてしまったことになります。
と頭では分かっていても、潜在意識がそれを許さないんです。
そして、悪口を言うことで、批判的な思考をトレーニングすることに繋がります。
要は、どんどん批判するのが得意になっていくんです。(良い意味じゃないですよ、笑)
これって恐ろしいですよね。
このように悪口を聞くことは、ネガティブの入口になってしまうので、細心の注意を払っておきましょう。
ネガティブ思考に自分が感染しない付き合い方
ここでは3つの方法を紹介します。
✔ネガティブ思考に感染しない方法
- あの人はあの人、自分は自分だと考える
- 不要な雑談をしない
- 人間は知らず知らずのうちに影響を受けるものだと自覚する
では順に解説します。
「あの人はあの人、自分は自分」だと考える
そもそもですが、他人の考え方や思考を変えるのは至難の業です。
人間心理学を知っていれば話は別かもしれませんが、ほとんどの人は詳しくないですよね。
現状の不満ばかり言っている人を見ると、自分もそうなんのかなと思い始めてしまいます。
でもそれは、あの人自身が何とかすべきであって、あなたには関係のないことなんです。
って感じましたか?
アドラーという心理学者は、個人の問題と他人の問題を分離して考えれば、対人関係の悩みは減ると言っています。
ちょっと極端じゃないか?って思うかもしれないですが、これぐらい割り切った考え方をしないと、悪魔の誘惑から逃げることは難しいんです。
ネガティブ思考に引き込まれたくなければ、「あの人の考え方は自分とは関係ない」ぐらいのスタンスで思っておかないといけません。
不要な雑談をしない
否定したり、批判したりする人との会話を最小限にしましょう。
あなたの出来る範囲で構いません。
意識的に減らしておくということが重要です。
もちろん、仕事上の付き合いがある以上、無視することなんてできませんよね。
とはいえ、仕事に関係のない雑談は避けることが出来るハズです。
- 休憩するタイミングをずらす
- 一緒の空間で昼ご飯を食べない
上記はほんの一例ですが、こういった小さなことからやってみましょう。
こうやって少しずつ減らしていくと、だんだん相手とも疎遠になっていくものです。
人間は知らず知らずのうちに影響を受けるものだと自覚する
本質的なことになっちゃうんですが、
人間っていうのは知らない間に影響をうける生き物だ
これを理解しておきましょう。
人って無意識のうちに他者から色々な影響を受けるんです。
なぜなら、人は共感する力をもっているから。
ネガティブな話を聞いて、「イヤだな…」と思いつつも、心のどこかで共感してしまっている自分がいるかもしれません。
初めはわずかであっても、繰り返し聞いているうちに、確かにそうかもしれない…と思ってしまう自分がいないでしょうか。
なので、一番大事なのは「人間は知らず知らずのうちに影響を受けるものだ」と自覚しておくこと。
これが分かっていれば自然と「この人の近くにいるのはやめておこう」といった判断と行動が取れるようになりますよ。
まとめ:人間の性質を知っていれば怖いものはない
といいましても、覚えておいてほしいのはたったの一つだけです。
それは「人間は知らず知らずのうちに周りの影響を受けてしまう生き物だ」という事です。
職場の人と過ごす時間は、もしかしたら家族や友達よりも長いかもしれません。
なので、職場の人の影響を受けてしまうは仕方のないことだったりします。
であれば、職場の人との付き合い方を工夫するのって重要だと思いませんか?
自分をポジティブにもっていく方法はこちらに書いているので、読んでみてください。
ポジティブな人と過ごす時間を意識的に増やせば、自分もポジティブに変化することだって可能なんです。
この本質を理解しておけば、あなたはもうネガティブな人との付き合いに苦労することはありませんよ。
感染しないためのバリアーを張って、明日からもポジティブに生きましょう!