キャリア

人を大事にしない会社の末路【一番損するのは社員】

うちの会社って目先の利益ばっかで社員を全然大切にしない

でも、実際どこも同じようなものなんじゃないの?

飲み屋でありそうな会話ですが、実際に自分の会社にこういった不満を持っている方は多いのではないでしょうか。

僕は社員を大事にする会社、そうでない会社、どちらにも所属していた経験があるので、環境がまるで違うとはっきり言えます。

社員を大切にする会社にいると、あなた自身も成長できて成果も上がるという好循環が生まれていくんです。

この記事では、僕の経験談も交えながら、社員を大事にしない会社とあなたのキャリアについて取り上げていきたいと思います。

✔この記事から分かること

■人を大事にしない会社の末路

■そこの社員だとものすごい損をする

■自分のキャリアを大事にする方法

いわゆるブラック企業の一種だと思いますが、一見すると労働環境が良さそうな会社でもヤバい会社は存在します。

もし、あなたがそんな会社にいるなら、今すぐ何かしら行動した方がいいですよ!

人を大事にしない会社の末路

人を大事にしないと会社にどんな影響があるのかを説明していきます。

まあ、悪い結果が待っていることをご想像の通りですが、どうやって崩壊していくのかその末路を丁寧に紐解いていきます。

あなたの会社でもすでに崩壊が始まっているかもしれません。

人を大事にしない会社の特徴

人を大事にしない会社とは、組織が社員の幸福や成長を軽視し利益や生産性の追求を優先する経営の会社だと考えてください。

こうした会社では、社員は単なる労働力とみなされ人的資源の最適化や効率化が重視されることになります。

結果的に、経人間的な要素や社員のキャリア、働きやすさは配慮しないので、そこに所属する社員は使い捨ての駒になってしまうのです。

人を大事にしない会社の主な特徴は以下4つ挙げられます。

  • 社員の声や意見が反映されない
  • 報酬や評価制度が不透明
  • スキルアップや成長の機会が限られる
  • コミュニケーションや協力が不足

ここに該当する会社に勤めている方は、ちょっと危ないかもしれません。

人材を大切にしないメリットとデメリット

人材を大切にしない会社にはそれなりの理由があります。

メリットとデメリットを踏まえることで、まずはそういった会社の行動原理を理解していきましょう。

メリット

  • コスト削減
  • 柔軟性の向上
  • 意思決定の迅速化

コスト削減

人材を大切にしない会社では、給与や福利厚生などの人的資源にかかる費用を削減することができます。

これにより、固定費を抑えることができ、利益の最大化に寄与します。

柔軟性の向上

社員のことを考えないと組織の構造や業務プロセスを変更も容易になります。

また、派遣労働の活用などと並行して勤務時間、勤務シフトも柔軟に変動させることで、急な需要変動にも対応しやすくなります。

こうした柔軟性の向上によって、市場の変化や競争環境の変動に素早く対応できる利点となります。

意思決定の迅速化

社員の意見を聞く必要がないので、意思決定プロセスも簡素化される傾向があります。

組織内での承認プロセスや煩雑な手続きが減り、迅速な意思決定が可能になるので、これも市場変化に対してより迅速に対応し、競争力を維持につながります。

それなりにメリットもあることが分かると思います、続いてはデメリットです。

デメリット

  • 人材の流出
  • イノベーションの制約
  • 組織文化の悪化

人材の流出

社員からすると、適切な評価や報酬を得られないため、離職する人が増えます。

特に優秀な人材は、他の組織から高い報酬や条件を提示されることになるので、会社への貢献度が高い人は離職する可能性が高まります。

イノベーションの制約

自由な意見交換が少ないので、社員の創造性や新しいアイデアの発展が抑制されます。

また、社員のモチベーションが低いので、新たなアイデアやイノベーションの発生することなく、競争力の維持や業界のリーダーシップの獲得が困難になります。

組織文化の悪化

コミュニケーションや協力が不足すると組織の一体感も無くなっていきます。

組織のメリットの一つとして、1人では難しいことを複数人が集まって成せることにあるので、それが無いのはもはや組織である意味が無い状態です。

社員同士の信頼関係や協力関係が損なわれることで、組織の一体性やパフォーマンスが低下していくわけです。

社員の士気低下が連鎖して組織崩壊

社員を大切にしないことはメリットがあるのは説明した通りですが、結局デメリットのせいで組織は破滅へと向かいます。

短期的な利益が出ても、長期的には崩壊するということです。

先ほど説明したデメリットの話も踏まえて、人を大切にしない会社の末路を順序だてて整理していきます。

  1. 社員の士気低下:まず適切な報酬や評価、キャリアの成長機会が与えられないため、社員の士気が低下します
  2. 労働環境の悪化:こういった会社は、労働時間の過剰な要求や過酷な業務量、ストレスの多い環境であることも一般的です
  3. チームワークや協力関係の悪化:社員の士気低下やストレス増加は、チームワークや協力関係にも影響を与えます。社員同士の連携や情報共有が不十分になり、コミュニケーションの障壁が生じます
  4. 組織文化の悪化:社員同士の連携が少なくなると、組織の一体性やパフォーマンスが低下します
  5. 人材の流出:この環境に嫌気した人が組織から離れていきます。特に優秀な人材が適切な評価や成長機会を求めて他社へ転職していきます
  6. 更なる環境の悪化:残された社員の業務負荷が高まり、士気はさらに下がります。特定部署で起きていたことでも会社全体に波及し生産性や競争力の低下を招きます
  7. 組織の崩壊:生産性や競争力の低下が、ついに業績にも跳ね返り、社内は個々の利益追求や内部競争で収集がつかない状況となります

もちろん、複数の要因が相互に影響しあった結果なので、決まった流れはないですが、行きつくところが組織崩壊なのは変わりません。

あなたの会社では、こうした悪循環が起きていないでしょうか。

起きているのに、会社がそれを放置しているということであれば、あなた自身を守る行動をとった方が良いです。

あなたに降りかかるかもしれない悪夢についてはこの後説明していきます。

人を大事にしない会社の社員は一番損する

会社が崩壊していくというだけでも、そこで働いている社員としては一大事だと思いますが、あなたにとっての問題はそこではないです。

組織が崩壊するのにはある程度時間がかかります。

それよりもそこにいる社員が受ける可能性のある被害の方がはるかにヤバいわけです。

先ほどは会社目線での話でしたが、ここからは社員目線で話をしていきます。

スキルは身につかずキャリア停滞

人を大事にしない会社では、社員がスキルを獲得することができずにその後のキャリアに大きな支障をきたすことになります。

会社として、教育研修やキャリア開発の機会が限られたり、上司や組織が主体的に成長を促す環境が整っていないため、社員は自発的なキャリア開発が求めれらます。

にもかかわらず、労働環境が悪くモチベーションは上がらないわけです。

ほとんどの人間がこの環境になれば、停滞して成長することをあきらめてしまいます。

結果として、新たなスキルや知識の習得が制限されるため、業務においても成果や貢献度の向上が困難となります。

長期的には、市場変化は進むので、自身のスキルセットが陳腐化し、需要や競争力が低下する可能性もあります。

こうした組織にいればいるほど、相対的にあなたのスキルはしょぼくなっていくので、転職の機会も無くなっていきます。

そうなれば、今の会社で一生飼い殺しにされて、その会社が崩壊するのと一緒に滅びるだけになってしまうわけです。

ストレスや過労はあなたの健康や幸福を損なう

さらに残酷な話が続きます。その会社に一生ぶら下がってでも、なんとかやっていけるならまだ良い方だという事実です。

社員を大事にしないので、時に会社から理不尽な要求をされることも多いわけです。

仕事もつまらないし、終わらないしで、ストレスと過労によってあなたの身体は蝕まれていきます。

全然大丈夫と思っていても、徐々に免疫力を低下させえていき、ホルモンバンスを崩して、急に健康問題に発展することもあります。

さらに、こういった状況が続くと、うつ病や不安障害の発症リスクを高め、ストレスのコントロールや心の安定を妨げる可能性もあります。

身体も心もボロボロになると、プライベートな時間や趣味、家族との関係など、個人的な幸福度が低下するということも一般的に言われています。

人を大事にしない会社にずっと居続けることもラクな道のりではないわけです。

一度つぶされると這い上がるのは難しい日本社会

転職がメジャーになってきていますが、海外と比べると雇用環境が閉鎖的なのが日本社会の特徴です。

なので、一度キャリアが停滞したり、メンタルで離脱したりすると、社会人として正当な評価を受けるのが難しくなります。

絶対に無理ではありませんが、難易度が上がります。

良くあるのが、ズルズルと会社にぶら下がり続けて50代でリストラされて、行き場がなくなるというパターンです。

ちょっと怖い話をすると、今はその年齢層が下がっており、40代で肩をたたかれてしまう方も増えていると言われています。

働き盛りの40代で会社から放り出されたらどうするのか・・考えるだけでゾッとしてきませんか?

人を大事にしない会社にいるというのは、あなたの市場価値を下げる行為です。

そこに居続ければ、居続けるほどあなたの市場価値は下がり続けていくので、ヤバいと感じたらすぐに行動した方が良いです。

人を大事にする会社は人も会社も繁栄する

そんなこと言っても世の中どこも同じだろう!

という声が聞こえてきそうなので、僕の経験談も交えながら人を大切にする会社がどんな感じなのかを見ていきましょう。

人を大事にする会社での体験談

僕は転職を経験しているので、何社か会社を渡り歩いています。

その中で「人を大事にする会社」で働いたこともあるので、その経験を少しシェアさせてください。

当たり前といえばそうなのですが、先ほど紹介した人を大事にしない会社の特徴と面白いぐらい真逆になります。

  • 社員からの提案が常に求められる
  • 報酬や評価制度が常にアップデートされる
  • スキルアップや成長の機会が常に提供される
  • コミュニケーションや協力も評価対象なので活発

社員からの提案が常に求められる

顧客の声を拾ってくる営業が一番という考え方が根付いていて、経営層も常に顧客の声を気にしていました。

結果、フロントに立っている社員の意見やそこから提案したアイデアにはきちんと向き合うという文化がありました。

誤解されそうなので補足すると、これは営業の声が強いということではなくて、バックオフィスでも顧客に直接接触したり、社内の営業から能動的に情報を取りにいって提案することが評価されるということです。

報酬や評価制度が常にアップデートされる

報酬や評価制度が毎年のように変わっていたのも印象深かったです。

変わるといっても悪くなるわけではなくて、より貢献や努力を評価できる評価体系にしようと試行錯誤しているわけです。

謎の労働組合などは存在せず、役員以外の給与テーブルは全て公開されているので、自分の立ち位置や頑張ったら次はどうなるのかというイメージもしやすかったです。

スキルアップや成長の機会が常に提供される

部署異動はハードルが高い印象があると思いますが、その会社では受入側の部署と面接をして合格すればどこの部署でも異動できる制度が提供されていました。

所属部署の事情は関係なくて、自分のキャリアを考えてどうしたいかを自分で選択することができるようにしてくれていたんです。

なので、部門長や上の役員などは自分の部署を働きやすく魅力的な場所にしないと社員が逃げていくというプレッシャーもあったと思います。

結果、やりたい仕事には挑戦させてもらえたし、フラットな組織だしで働きやすい職場でした。

コミュニケーションや協力も評価対象なので活発

コミュニケーションや協力も非常に活発でした。

社員のモチベーションが高いという前提はありますが、評価項目としてコミュニケーションや協力が重視されていたこともあると思います。

持っている情報や知見はシェアしていくと、結果的に自分に何倍にもなって跳ね返ってくるという文化が根付いていた印象です。

これは僕もすごくいいなと思っていて、フラットに協力し合いつつ、時にはしのぎを削ることもあるという感じで緊張感はありつつ働きやすかったです。

会社は人で成り立っているんだから人材に重きを置くんだという話を常に社長はじめ経営層がしていたので、こういう文化が根付いたんだと思います。

社員のエンゲージメントと生産性の関係

母数1人の僕だけの経験では説得力が無いと思いますが、社員の満足度(エンゲージメント)が高いと生産性が上がるということは広く知られています。

2019年実施されたゴールドマンサックス社による調査では、エンゲージメントの高いチームはエンゲージメントの低いチームと比較して、売上成長率や顧客満足度などの指標で優れた結果を出していると発表されています。

世界的なリサーチ会社であるギャラップ社による2017年の調査では、エンゲージメントの高い組織は、エンゲージメントの低い組織と比較して、生産性が約17%向上すると報告されています。

さらに、2015年にイギリスの心理学者Alex Bryson氏とJohn Forth氏が行った研究によると、エンゲージメントの高い従業員は生産性が低い従業員と比較して、約13%も生産性が高いことが明らかになっています。

生産性が高いということは、パフォーマンスが高いということです。そして、その仕事を通して様々経験ができるので、さらに成長することができます。

そういう人材になれば、どこにいっても困らないわけです。でも、今の会社が居心地良いから今の会社で働き続けるということです。

これが一番健全な形なんだと思います。

人を大事にする会社は今増えている

そんな会社ほんとにあるの?とまだ疑っている方もいると思います。

確かに一昔前は利益至上主義で、人材育成や職場環境よりも効率化が優先されていた時代もあります。

ただ、近年では企業も社員を大事にしようとする傾向があります。

人材大手のリクルートが実施した2019年の調査では、日本企業の約81%が「従業員の働きがいや満足度向上」を経営目標として掲げているのが明らかにされています。

ご存じの通り、日本政府も働き方改革には力を入れていますよね。

2018年に施行された「働き方改革関連法」では労働時間の適正化や休暇取得促進などが法令化しています。

まだまだ、ブラックな業界もありますが、確実に人材を重視する会社は増えているということは知っておいてください。

なので、あなたが能動的に行動すれば、良い企業は必ず見つかります。さすがに情報が目の前に転がっているわけでは無いということです。

自分のキャリアを大事にする方法

具体的にどうやって行動すればいいのかも最後に少しだけ説明しておきます。

20代と30代、もしくはそれ以上で動き方が違うので分けて説明します。

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