人間関係

心を開かせるのが上手い人【懐に飛び込むコミュニケーション術】

この人と話しているとつい本音を言ってしまう
相手の心を開いてもらうのってすごく難しい

コミュニケーションの悩みは尽きないと思いますが、異様に相手の本心を聞き出すのがうまい人っていますよね。

たける
たける
僕の先輩にもそういう人がいて、気付いたら本音がポロっと出てしまうんです。

やっぱりそういう人って、仕事もできて人気もあるからまぶしく映るもの。

昔、僕もその先輩にすごくあこがれて、その技を盗もうと一挙手一投足を観察して真似していた時期がありました。

この記事では、心を開かせるのが上手い人について徹底的に解説していきます。

✔この記事から分かること

■心を開かせるのが上手い人の特徴

■あなたが相手の心を開く方法

■コミュニケーション術を身に着けるトレーニング方法

実は、相手の心を開かせるのは訓練で身に付けることが可能です。

後ほど、具体的な方法を説明していきます。

心を開かせるのが上手い人の特徴

まずは心を開かせるのがうまい人の特徴を押さえておきましょう。

✔心を開かせるのが上手い人の特徴

  • 共感力の高い
  • 聴く力と理解力の優れている
  • 非言語コミュニケーションが巧み
  • NG無く自己開示する

それぞれ説明してきます。

共感力の高い

まず挙げられる特徴は共感力です。

相手の心を開かせるためには、他人の感情や経験に共感することが効果的です。

共感力が高いと、他人の感情に対して敏感であり、その感情を理解し受け入れることができます。また、相手の立場に立ち思いやりを持って接することができます。

例えば、友人が困難な状況に直面しているとき、共感力の高い人は自分も同じように感じるかのように相手に寄り添い、感情的なサポートや励ましの言葉をかけます。

そうすると、相手は安心してリラックスしやすい雰囲気が生まれます。

あなたの周りにも、そんな感じで寄り添ってくれるひとがいたら、気付いたら自分の本音を出していそうですよね。

聴く力と理解力の優れている

もちろん、共感するだけでは相手の心を開くことはできません。

開き始めた心を徐々にほどいていく傾聴力も併せ持っていることが多いです。

上手な人になると、相手の話に集中して、言葉だけでなく感情や意図を理解することができます。そこにある相手の背景や状況を考慮し、適切なフィードバックや質問をします。

例えば、相手が自分の感情を話しているとき、聴く力と理解力の高い人は、ただ耳を傾けるだけでなく、相手の感情の原因や背後にある要因について聞き出そうとするんです。

いったん信頼関係ができればこうした姿勢によって、相手は自分を理解しようとしていると感じるので、より心を開いてくれます。

普段会話していても、自分が聞いてほしいことを質問してくれたらテンション上がりますよね。こういうツボを的確に捉えてくるんです。

非言語コミュニケーションが巧み

非言語コミュニケーションとは、表情、姿勢、ジェスチャーなどです。

言葉だけでなく、こうした非言語的なサインも相手のこころを開くには重要な働きをします。

相手の心を開くのが上手な人は、相手の表情、姿勢、ジェスチャーなどを読み取り、相手の感情や意図を察することに長けています。

また、自分自身の非言語的なサインも意識し、相手に安心感を与えるポジティブなボディランゲージを使用します。

例えば、相手が悲しい表情をしている場合、相手の手を握ったり、肩を叩いたりして共感の意思を示すのは有効です。

言葉だけでなく、こうした非言語的コミュニケーションもうまく取り入れると、自分の意図が相手により伝わりやすくなります。

NG無く自己開示する

最後の特徴としては、自分自身を素直に表現し、相手に信頼感を与える人です。

自分自身をオープンにすることに抵抗が無い人たちです。

多くの方は、自分の今の気持ちや過去の失敗談など恥ずかしいと感じて取り繕ってしまうのではないでしょうか。

でも、相手から自身の弱点や失敗とかを素直に話されると、自分もちょっとぐらい話してもいいのかなという気分になってきますよね。

これは心理学で多く研究されている現象で、相互性の原則と呼ばれています。

相互性の原則では、自己開示は相手に対して信頼感を与え、相手も同様に自己開示しやすくなるため、関係の深化につながるとされています。

意識しているかは分かりませんが、心を開かせるのがうまい人はこういった自己開示が抵抗なくできてしまうという特徴があります。

あなたが相手の心を開く方法(コミュニケーション術)

ここからは、具体的にあなたが相手の心を開かせるには何をすればいいのか説明してます。

シーンによってアプローチが若干変わるので、職場、恋愛、友人関係の3つの場面を例にしてみます。

職場でのアプローチ

職場でのアプローチは普段から接触回数を増やしていくのが有効です。

人間は、接触回数の多い人の方が信頼しやすい傾向にあります。

具体的には、会議やグループディスカッションに積極的に参加し、他のメンバーの意見やアイデアを尊重するようにしてください。

最近は、コミュニケーションツールや社内SNSもかなり整備されている会社が増えているので、それらを活用して日常的なコミュニケーションを意識しましょう。

また、相手のプロジェクトや業務に積極的に協力していくのも有効です。

実際の業務を通した信頼関係構築は、最も簡単かつ効果的な方法です。

相手の負担を軽減したり、支援したりすることで、相手はあなたに対して感謝や信頼の気持ちを抱くことがあります。

定期的なコミュニケーションや協力関係で、普段からお互いの理解を深めておくと相手も腹を割って話をしやすくなります。

恋愛でのアプローチ

職場でのアプローチで書いた接触回数を増やすという方法は、もちろん恋愛であっても有効に機能する方法です。

ただ、ここでは恋愛に特化したアプローチを2つ紹介します。

  • 会話では相手の感情や価値観に寄り添う
  • 一緒に新しい経験をする

相手の感情や価値観に寄り添う

相手とより親密な関係になりたいと思ったら、これを意識して会話するのが一番手っ取り早い方法です。

会話を通じて、お互いの内面や価値観を理解し、心のつながりを深めていけると、結果的に相手はあなたを信頼するようになります。

出来事に対して、相手はどう思ったのか、相手の価値観を深く掘り下げていくと、相手は自分を理解しようとしてくれていると感じます。

自分の価値観を話すというのは、人間の根源的欲求なので、たいていの人はその会話が楽しいと感じます。

また、話すトピック自体を、相手の夢や目標、過去の経験などにセットして、相手の感情に語り掛けるのも非常に有効です。

一緒に新しい経験をする

仕事関係とかだとなかなかできないですが、恋愛になれば一緒に冒険に出かけるのは手っ取り早く仲良くなれます。

一緒に新しい、経験をするというのが重要です。

新しい経験を一緒に共有することで、相手とのつながりを深めることができます。

例えば、スポーツやアクティビティの挑戦する、文化や芸術の体験する、ボランティア活動する、心霊スポットに行くなど色々あります。

友人、知人へのアプローチ

友人や知人とは割と腹を割って話せる人も多いと思います。

なので、ここは軽めの紹介ですが、僕がいいなと思っている方法を一つだけ紹介させてください。

それは、相手に感謝の気持ちを示すということです。

普段から一緒につるんでいるし、改めて言うのはこっぱずかしいかもしれませんが、相手がしてくれたことや共有した経験に対して感謝の言葉や行動を示してください。

これは超効果的で、友人知人とさらに仲良くなれること間違いなしです。

心を開く最大の秘訣は、相手の懐に飛び込む勇気

ビジネス関係だろうが、恋愛関係だろうが、共通していることはあなたが先に相手の懐に飛び込むということです。

この勇気を持つことが、相手が心を開いてくれるような深い関係を築くための最大の秘訣です。

これまでに説明してきた通り、相手が本音を見せてくれるには、自己開示したり傾聴したりして相手との距離を縮めていかなければいけないです。

相手が安心しない限り、心の扉は開かれません。その扉を開くためには、まずあなたが信頼を示し、自分自身を開放する勇気を持つことが必要なんです。

その勇気を持って相手の懐に飛び込むことで、お互いの関係はより深く結びついていくというわけです。

しつこいですが、最初にあなたが相手の懐に飛び込まない限り、相手があなたに心を開いてくれる日は訪れません。

多くの人がこの行動を恥ずかしく思い遠慮してしまうため、お互いに本音で語り合う関係になりづらくなっています。

相手が心を開き、深い関係を築くためには、最初にこうした積極的なアプローチが必要というのはぜひ覚えておいてください。

懐に飛び込むコミュニケーション術を身に着けるトレーニング方法

相手の懐に飛び込め!なんて言われてできるなら最初からやってると思うので、それを身に付ける方法も紹介していきます。

✔相手の心を全開放させるトレーニング

  • 自己理解の訓練
  • 自己開示の訓練
  • 傾聴力、共感力の訓練
  • 非言語的サインの訓練

実際に飛び込んでも話が広がらなかったらただの変な人になってしまうので、これを読んで練習してみてください。

自己理解の訓練

まずは自分のことを知らなければ、自己開示も何もないですよね。

自分の価値観や信念、強みや弱みなどについて真剣に向き合いましょう。自己探求を通じて自分の内面を知り、自己理解を深めることができます。

具体的なトレーニング方法としては、マインドフルネス瞑想がおすすめです。

目を閉じて姿勢を正して、呼吸に集中することで、内なる静けさと観察力が高まり、自己理解の旅における洞察や気づきを得ることができます。

瞑想を通じて自己との対話を深め、自己の本質をより明確に把握することができます。

僕のやり方は、静かな環境で5秒息を吸って、10秒で吐くという呼吸を繰り返しつつ、心を落ち着かせ、思考や感情の波を静めることを意識しています。

そういう状態で、心の奥から浮かび上がってくる思考や感情のパターンや信念を客観的に眺めていくのです。

1日2日では体感するのは難しいと思います。まずは心を静めることに意識して2週間ほど瞑想を続けてみてください。

慣れてくると自分の感情と対話するという感覚も徐々に分かってきます。

マインドフルネス瞑想の詳しいやり方については以下をご覧ください。

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自己開示の訓練

自己開示をスムーズにするためには、言語化と伝える訓練が必要です。

まずは、先ほど説明した自己理解によって見えてきた自分の感情や価値観を言語化しておく作業が必要になります。

具体的には、日記をつけるのが有効です。

その日あった出来事に対して、それを相手に話すつもりで自分は考えを詳細に書き出し準備しておくのです。

それを誰かに話す必要は無いですが、相手に伝えることを意識して自分自身を表現するという訓練をしておかないと、いざというときに深いレベルで自己開示できません。

あなたが自分のことを深く語れないのに、相手はあなたを深く知りようがないわけです。

次に伝える練習ですが、これはすでに信頼関係を築けている家族や親友との間で、自分について率直に話す練習をしておくのが有効です。

自分のことをしっかり言語化できていたとしても、緊張などでうまく伝えられないということが想定されます。

もちろん、これは相手に練習相手になってとか言う必要はないです。

たわいのない話の中で自分の感情や価値観を共有することを意識して、それで相手の反応や関心がどうなっていくのか経験値を貯めていくということです。

こうやって伝える練習をしておくと、自己開示が上達していきます。

傾聴力、共感力の訓練

自己開示ができるようになったら、さらに会話を広げていくための傾聴力と共感力が大切になってきます。

これらを鍛える方法を2つ紹介します。

  • アクティブリスニングの訓練
  • 質問の技術の習得

アクティブリスニングの実践

アクティブリスニングは、相手の話に集中し、関心を示すための技術です。

以下のポイントを意識しながら、普段から会話してみてください。

  1. 目を見て話を聞く
  2. ポジティブな言葉を使う
  3. 相手の感情に共感する

この中で感情に共感するのは難しいと思いますが、相手の感情に寄り添い、相手が話しやすい空気を作るのが重要です。

相手が体験を語った時、相手はどう感じていたのか質問して、似たような経験をした自分はどう感じたのか自分の感情と重ねるのです。

あくまで、出来事という客観的な事象ではなく、感情や価値観などの主観的な事象にフォーカスしていくということです。

日々の会話で意識して訓練すると、少しずつできるようになります。

質問の技術の習得

会話というのは質問と回答のキャッチボールという見方もできます。

上手な質問は相手の心を開かせるんです。

まずは質問の種類を理解してください。

オープンエンデッドな質問

相手に詳細な回答を促す質問で、相手が自由に意見や感情を述べられるようにします。「なぜそう思うのですか?」、「どのように進めていきたいですか?」などが該当します。

閉じた質問

特定の情報や回答を引き出すための質問で、短い回答を期待します。「はい」や「いいえ」で答えられる質問が典型的な例です。「このプロジェクトに参加しますか?」、「今日は晴れですか?」などが該当します。

探求的な質問

相手の考えや感情について深く探求し、詳細な情報を引き出す質問です。「なぜそれが重要だと思いますか?」、「どのような影響があると予想しますか?」などが該当します。

選択肢の質問

相手に選択肢を提示し、意思決定を促す質問です。「どちらのオプションが好きですか?」、「どのプランを選びますか?」などが該当します。

リフレクティブな質問

相手の感情や意図を反射させ、深い理解を得るための質問です。「なぜそれにそんなに強い感情を抱いていますか?」、「それはあなたにとってどのような意味を持ちますか?」などが該当します。

パラフレーズや要約

相手の話を自分の言葉でまとめたり要約したりすることで、相手の理解を確認します。「つまり、あなたはこういうことを言っているのですね?」といった形で使用します。

これらの中で、傾聴力を高めるにはオープンエンデッドな質問を使って、相手に自由に話す機会を与えてください。相手の話を引き出し、深い対話を促進する練習をしましょう。

共感力を高めるためには、リフレクティブな質問が有効です。相手の感情や意図に焦点を当てたうえで、そこに共感を示す練習をしてください。

非言語的サインの訓練

非言語のコミュニケーションも磨いておくと、相手との信頼関係を築くうえで有効です。

以下4つの切り口で訓練法を紹介します。

  • ボディランゲージの学習
  • 日常の観察と意識
  • ロールプレイの活用
  • フィードバックの活用

ボディランゲージの学習

相手のボディランゲージ(体の動きやポーズ)を読み取る能力を向上させるためには、映画やテレビドラマなどが良い教材になります。

これらを通じて、キャラクターの表情やジェスチャー、声のトーンを観察し、ボディランゲージの解釈力を養いましょう。

例えば、悲しい場面ではどんな表情や身体の動きが見られるか、喜びや驚きの感情が現れる際にはどのようなサインが見られるかに注目します。

日常の観察と意識

映画などを教材はあくまでもバーチャルなので、リアルな会話の中でも訓練が必要です。

日常のコミュニケーションの中で相手の非言語的なサインに敏感になり、相手の表情やジェスチャー、声のトーンなどが何を意味しているのかを理解するように努めます。

例えば、相手の表情が笑顔なのか、眉間にしわが寄っているのか、それに対して声のトーンはどのような感じなのかに着目します。

また、自分自身の非言語的なサインも意識的に制御し、相手に対して適切なメッセージを送る練習を行いましょう。

自分の表情やジェスチャー、声のトーンが相手にどのような印象を与えるのかを意識しながらコミュニケーションを行います。

ロールプレイの活用

非言語的サインの訓練においては、ロールプレイが役立ちます。

特定のシナリオやシチュエーションを想定し、パートナーとの対話や相互作用をシミュレーションします。

その際に、相手の非言語的なサインに敏感に反応し、適切な対応を行うように意識します。

例えば、相手が悲しい出来事を話している場面で、適切な表情やジェスチャーで同情や共感を示すことが重要です。

また、相手が興奮している場面では、落ち着きを持って受け止めるために自身の非言語的なサインをコントロールする必要があります。

フィードバックの活用

非言語的サインの訓練を行う際には、フィードバックを積極的にやってください。

相手や観察者などの第三者からのフィードバックを通じて、自分の非言語的なサインがどのように受け取られているのかを知るのは非常に有益です。

フィードバックを受けたら、それを参考に自分自身の改善点を見つけ、次回の訓練や実践に反映させましょう。

また、第三者にいらするのが難しいならばビデオ録画などを活用して自己評価を行い、非言語的なサインの効果や改善点を確認することも有効です。

心を開かせるのが上手い人は仕事でも優秀である

相手の心を開くのってこんなに大変なのかと思ってしまった方も多いのではないでしょうか。

実際には、この記事で書いたことを完璧にこなしている人なんて皆無だと思いますが、心を開かせるのが上手いというのは何かしらの理由やテクニックがあります。

だからこそ、そういう人は仕事でも優秀なんだと思います。

全部やるのは大変ですが、どれか一つでもやってみてください。

僕がおすすめするのはマインドフルネス瞑想です。

これで、相手の心を開かせるための前提となる自己理解が進みました。

さらに、これを習慣化することでストレス耐性が上がり、物事を客観的にかつ冷静に見れるようになったことで人間力も上がったと思います。

人生を変えると言っても過言ではないと思うので、だまされたと思って一度取り組んでみることをおすすめします。

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