毎日悪口を言われてツラい
心無い誹謗中傷が耐えられない
誰かに陰口を言われたら、誰だって傷付きます。
それは当たり前のことです。
でも、実は悪口を言われるのは、あなたが勝っている証なのを知っていますか?
たいていの人は、悪口=ダメなものと考えます。
確かに、あなたが加害者側なら何一つ良いことは無いのですが、悪口を言われる側であるならば得なこともあるんです。
この記事では、僕が「悪口を言われたら勝ち!」と言い切る理由を書いていきます。
読み終わったあなたも、少し悪口に対する見方が変わっていると思いますよ。
✔この記事から分かること
■悪口を言われたら、あなたの勝ちになる理由
この記事では、陰口や誹謗中傷をポジティブな側面を説明していきますが、そもそも嫌がらせを受けずに済むならその方が良いですよね。
それを考えていくには、まず自分がどんなタイプの人間か知ることが大切です。
詳しくは「いじめられるタイプ別の対策【これで全て解決】」で説明しているので参考にしてみてください。
悪口を言われたら、あなたの勝ちになる理由
「悪口を言われたらあなたの勝ち!」ってなんだか本当かな?という話ですよね。
でも、ここで書くからにはそれなりの理由があります。
その理由とは、あなたと加害者を相対的に比べたら、あなたの方が得をするようにできているからなんです。
あとで詳しく書いていきますが
- 悪口は加害者側が損をする
- あなたにとっては、悪口が得になることもある
まずは、この2つのポイントを押さえておいてください。
悪口を言われた方が良いとまで主張するつもりはありませんが、言われたとしてもそんなに悪いことではないとは言えます。
誹謗中傷はあなたが成長するチャンス
誹謗中傷や悪口は、一見するとネガティブなものです。
でも、実はあなた自身が成長するチャンスが隠されているんです。
いつも僕は、以下3つの視点で悪口を処理しています。
✔悪口が成長するチャンスになる理由
- 今あなたが幸運である証
- 口の悪いアドバイス
- 加害者は反面教師
それぞれ説明していきます。
今あなたが幸運である証
悪口を言われるというのは、あなたが何かしら僻み疎まれているということです。
つまり、逆を言えば、他人から見てあなたはそれだけ魅力的であり、上手くいっているように見えているということです。
女性僧侶として有名な瀬戸内寂聴さんがすごく良いことを仰っています。
「女性でもね、男性でもね、自分が幸運なときね、運が向いているときはね、必ず悪口を言われるの。悪口を言われるということはね、悪口を言いたくなるほどね、その人が幸運なのよね」
引用元:日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話(18年4月2日放送回)」
瀬戸内寂聴さん自身、本が売れて注目を受け出した時に、それを嫉む人たちから干された経験があるそうです。
でもその時に、それは自分が運が良い証拠なのでそこで負けていたらせっかくのチャンスがもったいないと踏ん張ったんだとか。
今悪口を言われてツラいと感じている人は、今チャンスが訪れているんです。
世の中、必ず足を引っ張る人は現れます。
でも、それは成功に近づいている人に現れる試練です。
そこで踏ん張って、もう一つジャンプアップできれば逆にあなたは大きく飛躍できます。
悪口を言ってくる人が現れたら、それはチャンスを知らせる合図なんです。
口の悪いアドバイス
悪口って、見方を変えるとアドバイスにもなると常々思っています。
例えば、「お前もやしみたいなやつだな」って言われて、身体の線が細いのか、気弱な性格を馬鹿にされているのか分かりませんが、ただ自分の弱点は分かりますよね。
それなら、身体を鍛えるようにしたり、気弱な性格を改善したり、次のアクションに繋げられるんです。
こういうのって、誰かに言ってもらわない気付けないところでもあるので、悪口であってもそれは良きアドバイスになる可能性があります。
少し僕の経験をお話します。
以前の職場で、僕が新人教育を担当したときの話です。
僕にとっては、初めての後輩指導ということもあり、すごく気合を入れて、色々と面倒をみていました。
時には厳しく、ダメなところははっきりと指摘していました。
結果、後輩は僕からいつも馬鹿にされていると思っていたなんてことを、別の人から聞くことになりました。
当然、僕は良かれと思って世話を焼いていたわけですが、アドバイスと悪口は紙一重だなと思ったエピソードです。(もちろん、僕が未熟だったわけですが・・)
話は逸れましたが、悪意があろうとなかろうと、あなたに対する指摘はあなたが悪いところである可能性は高いです。
なので、それを改善するチャンスが得られたのは、あなたにとってラッキーなことなんです。
悪口には耳をふさぎたくなると思いますが、必ずしも全てが悪いわけではないということを知っておいてください。
加害者を反面教師にできる
最後の3つ目は加害者を反面教師にできるです。
悪口を言うことは損しか無いです。
なので、加害者のようには絶対になってはいけません。
そういう意味で、こいつみたくなってはいけないという反面教師のモデルがいるというのは、あなたにとって有益なことです。
あの人が言いそうなこと、つまりダメなことだから、言うのはよそうとなるわけです。
悪口を言われた結果、一つの学びを得ることができます。
悪口を言われるだけだと気分が悪いので、そうやって自分の学びに繋げていくことができれば、前向きに受け止めることができます。
もし頻繁にやられていて、さすがに精神が持たないという方は、こちら↓の記事も読んでみてください。
悪口を言った加害者には大きな損がある
悪口を言われることは悪いことばかりではないという話をしましたが、逆に悪口を言うことは損しかありません。
なので、相対的に被害者側の勝利になるわけですが、ここからは悪口を言うことがいかに愚かなことなのか説明していきます。
加害者にもストレスが蓄積する
悪口って、ストレス解消になっているイメージがありますよね。
確かに、悪口を言うと、ドーパミンという快楽物質が分泌されるので、これで楽しい気分になっているのは事実としてあるんです。
ただ、一方でコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンも同時に分泌されているので、同時に悪口でストレスも感じているんです。
例えば、「Aさんって、気が利かないし、面白くないし、早く会社辞めてくれないかなー」なんて言うと、脳は自分自身に言っていることだと錯覚してしまうんです。
結果、自分が放った言葉に対して、知らず知らずのうちにストレスを感じることになります。
そして悪いことに、快楽物質のドーパミンは一時の快楽しか得られないため、もっと欲しいと悪口をたくさん言うようになってしまいます。
つまり、ある種の依存症のように悪口が習慣化してしまいます。
悪口が習慣化すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが大量に蓄積することになり、脳や精神に甚大なダメージを与えることになります。
実際に、東フィンランド大学が行った研究では、他人に対して批判的な人はそうでない人と比べて、死亡率が1.4倍、認知症のリスクが3倍も高いというデータもあるんです。
悪口を言う加害者側のデメリットは、想像以上に大きいんですよね。
悪口を言う人はネガティブ思考になる
悪口って、他人の粗探しをすることですよね。
言い換えると、他人のネガティブな部分を探すことなんです。
先ほども説明した通り、悪口には依存性があるので何度も他人のネガティブな部分を探す訓練をすることになります。
要するに、わざわざネガティブな思考になるように、自ら練習して精鋭になろうとしているわけです。
そういうネガティブな人間が、周囲から人望を得られるわけも無ければ、仕事で上手くいくわけもありません。
悪口を言うことは、自ら評価されにくい人材に成り下がってしまう行為なんです。
悪口を言っている人を見かけたら、可哀そうな人だなと思ってあげてください。
相対的に加害者側の方が評判を落とす
さらに、悪口は本来の役割さえ果たすことはありません。
どういうことかというと、悪口は相手の評判を貶めて相対的に自分が優位に立とうとするものですが、真逆の結果になることが分かっているんです。
米オハイオ州立大学のジョン・スコウロンスキ博士が行った面白い実験があるので、紹介させてください。
<実験内容>
「人の悪口を言う男性」のビデオを被験者たちに見せた後、悪口を言ったAさんと悪口を言われたBさんの印象を確認する。
<結果>
悪口を言ったAさん:多くの人が嫌悪感を抱いた
悪口を言われたBさん:マイナス感情を持つ人はいなかった
この実験で面白いのは、悪口を言われた人の評価はほとんど変わらず、悪口をいった人だけ評価を大きく下げているという点です。
つまり、悪口という行為は、第三者から見ると言った人の評判だけを下げる行為です。
相手の評判を落とそうと悪口を言い続けても、相手の評判はほとんど下がらず、自分の評判だけが落ちていき、やがて周囲は敵だらけになってしまうんです。
まさに「悪口を言われたら、あなたの勝ち!」というわけです。
不安になったら、自分を振り返って可視化しよう
とは言っても、なかなか悪口を冷静に処理するのは難しいですよね。
上手く気持ちをやりくりする方法は別の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
一方で、色んなテクニックを実践してマスターするには、時間が掛かると思うので、今日すぐにできるおすすめの方法を一つ紹介しておきます。
それは「自分自身を振り返って棚卸する」ということです。
悪口って、自分でも痛いところ突かれたなみたいなのが、あってすごく嫌な思いをするわけなんです。
なので、相手に言われる前に、前もって自分の強みや弱み、性格特性なんかを整理しておけば良いということです。
例えば、自分が心配性な性格だと自覚した上で、同時に丁寧さという強みもあることを理解しておけば、仕事が遅いと馬鹿にされても自分の中で上手く処理できそうですよね。
少し補足すると、仕事は遅いかもだけど、その分丁寧に正確にやっているし、お前に迷惑かけてないんだから、別にいいだろと思えるわけです。
じゃあ、具体的にどうやって自分を分析するかという話ですが、便利な無料ツールがあるので、それを使ってサクッと自己分析するのが簡単だと思います。
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悪口を言われたら勝ち!誹謗中傷や陰口はポジティブに受け止めよう
悪口って、すごく嫌なものなのは間違いないです。
でも、メリットも結構あることが分かったと思います。
- 今あなたが幸運である証
- 口の悪いアドバイス
- 加害者は反面教師
一方で、加害者には恐ろしいデメリットがあるということも知ってしまいましたよね・・
つまり、悪口を言われて相対的に得をするのはあなたなのです。
冒頭で、悪口を言われたら勝ち!なんて挑戦的なことを言いましたが、実際にあなたの圧勝ではないでしょうか。
誹謗中傷や陰口は、アドバイスだと思ってポジティブに処理していきましょう。
それでも、もし悪口を聞くのがツラいならば、あなた自身の振り返りをしてみましょう。
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簡単なことですが、それで少し気持ちに余裕が持てるはずです。
単純に、自分がどんな強みがあるのか、性格なのか、客観的に分析できるので、気張らずに楽しみながらやってみるだけで良いと思いますよ。
この記事があなたの参考になれば幸いです。