今日は、あの不思議な現象について解説していきます。
いつも他人の悪口ばかり言う同僚
でも、なぜか友達が多くて人気者
悪口が多い人って嫌われるものじゃないの?
この疑問に答えていきます。
最初に言っておきますが、「悪口を言う」行為にはデメリットしかありません。
なので、悪口を言う人気者に便乗しても、あなた自身には得がありません。
この人達への理解を深めるとともに、あなたがどう関わっていけば良いのか、その立ち回り方も知っておきましょう。
✔この記事からわかること
■悪口を言う人に友達が多い理由
■悪口があなたに与える恐ろしい影響
■悪口を言う人との付き合い方
ちなみに、先に言っておくと悪口を言う人と付き合うのはやめておいた方が良いです。
そんなこと分かっているよ!
けど無視できないんだよという方は「嫌いな人を無関心になる方法!相手を無視する必要はない」を読んでみてください。
悪口を言う人に友達が多い理由
いつも悪口を言っているのに人気者という人は、あなたの周りにはいますか。
僕は、たまーにそういう人を見かけます。
でも、人気者になるにはそれなりに納得できる理由があるんです。
✔悪口ばかりなのに友達が多い理由
- 自分が標的になるのが嫌だから
- 一緒に悪口を言える都合の良い存在だから
- 陰口ではなくて本人に直接指摘するから
- 悪口をカバーできる取り柄があるから
あなたが今ふと思い浮かべたその人は、どのタイプに分類できそうか想像しながら読んでみてください。
自分が標的になるのが嫌だから
おそらく、これが一番多い理由かなと思います。
自分が標的にされないために、みんな適当な距離を保っているだけなんです。
例えば、会社で役員がそんな人であれば、みんな自分がターゲットにならないように一生懸命ゴマを擦るはずです。
それが、はたから見れば、部下に慕われている人望の厚い人に見えるかもしれません。
でも、当然これは会社というコミュニティや役職という肩書によって維持されているだけで、実際には誰もその人に好意を持っていません。
なので、悪口を言う人は友達が多そうに見えるだけで、実際には嫌われ者です。
一緒に悪口を言える都合の良い存在だから
これも結構あるあるかなと思います。
悪口とまではいかなくても、仕事や上司の愚痴って言いたくなる時がありますよね?
そんな時に、先陣を切って、ワーワー騒いでいる人がいたら、それって非常に都合が良いわけです。
なぜならば、その人を隠れ蓑にして、自分も一緒に文句を言ったとしても、あまり目立たないから。
つまり、悪口を言う人には似たような人が集まるというわけです。
ただし落ち着いて考えてみると、これって都合の良い関係であって、決して人望があるとかではないんですよね。
陰口ではなくて本人に直接指摘するから
いつも悪口を言っているんだけど、本人にもはっきり言う人ってたまにいるんですよ。
本人に指摘するということは、良く言えばアドバイスしているわけです。
単純に思ったことを言っているだけで、裏表がなくて非常に分かりやすい人なんです。
僕はこのパターン結構好きです。
悪いことをしっかり指摘してくれる人って信頼できる側面もあると思いませんか?
当然、好き嫌いはあると思いますが、きちんと言いたいことを本人に言える人は尊敬されることも多いので、比較的友達が多い気がします。
これに関しては、表面的ではなくて人望があると言えるかもしれません。
悪口をカバーできる取り柄があるから
最後は悪口以上の長所を持っている人です。
めちゃくちゃ頼りになる人なら、多少悪口を言っても気にならないと思います。
面白い、仕事ができる、勉強ができる、お金持ち、有名人、その人と付き合うメリットが何かあるはずです。
本質的な話をすると、その人と関わるメリットが悪口を言うデメリットを上回っていれば、当然人は集まっていきます。
実は、先ほど紹介した3つの理由もここに当てはめることができます。
「自分が標的になるのを避けられる」
「自分も一緒に悪口が言ってストレス解消できる」
「きちんと本人に指摘している」
こんなメリット(良いところ)があって、それが「悪口を言う」というデメリットを上回っているから近づいてくる人が多いということです。
「表面的に友達が多いだけの人」と「本当に友達を大切にする人」の違い
悪口を言う人でも友達が多いのはあり得る話です。
ただ、こういう人は表面的な付き合いだけで、あなたも悪口を言われてしまう可能性があるので、少し気を付けた方が良いです。
悪口を言う人でも、「表面的に友達が多いだけの人」と「本当に友達を大切にする人」がいるので、上手く見極めていきましょう。
表面的に友達が多いだけの人
実際にはすごく弱い人なんだと思います。
深く付き合える友人がいないから、孤独なんですよね。
だから、意識しているかは別として悪口を言うことで、弱い人を見下したり、特定の人を敵にしたりして仲間を集めているんです。
その瞬間は盛り上がるかもしれませんが、いざという時に助けてくれる人は誰もいません。
あなたから見ると、友達が多くて不思議に感じるかもしれませんが、それは吹けば飛ぶ張りぼての友人なんです。
「悪口を言うくせに友達が多い人」はたいていこのパターンなので、「なんであの人には友人が多いんだろう?」と思い悩む必要はありませんよ。
本当に友達を大切にする人
本当に友達を大切にする人は本音で語ります。
悪口みたく聞こえても、それは相手に良くなって欲しいという本心からくるアドバイスなんです。
同じ悪口を言う人でも、それは大きな違いがありますよね?
言い換えると、悪口ってその人の欠点とも言えるので、それをきちんと教えてくれる人ってすごく貴重なんです。
なので、友達に欠点を指摘できる人に人望が集まるのは納得できる部分もあるわけです。
「表面的に友達が多いだけの人」と「本当に友達を大切にする人」では大きく異なるので、しっかり見極めて付き合っていきましょう。
悪口があなたに与える恐ろしい影響
色々話をしましたが、「絶対に悪口は言わない方が良い」です。
悪口が与える悪影響を知れば、あなたもより警戒しようと思えるはずです。
悪口はネガティブ思考の入り口
悪口を言う人って、初めから「悪いところを見つけてやろう」といった視点で人を見ているんです。
だからちょっとでも弱点を見つけたら、
といった悪口を繰り返すんです。
他人の悪口を聞かされるのって、いい気分じゃないですよね。
でも、何度も悪口を聞いているうちに「あなたの心に眠っていたネガティブな感情が湧き上がってきて」しまうんです。
気が付けば、一緒になって悪口を言ってしまっている…
こんな経験ありませんか?
この瞬間、あなたは相手に影響されてしまったことになります。
と頭では分かっていても、潜在意識がそれを許さないんです。
そして、悪口を言うことは、批判的な思考をトレーニングすることに繋がります。
つまり、どんどん批判するのが得意になっていくんです。(良い意味じゃないですよ、笑)
これって恐ろしいですよね?
このように悪口を聞くことは、ネガティブの入口になってしまうので、細心の注意を払っておきましょう。
ネガティブ思考への対処法に特化して書いた記事があるので、こちら↓も読んでみてください。
悪口はあなたの脳を破壊する
人を罵倒したり、馬鹿にしたり、ネガティブなことを口にすると、相手を傷付けるだけではなくて、自分の脳にもダメージがあります。
悪口って、ストレス解消になると思っている人が多いのですが、脳科学的に言うとこれは半分正解で半分不正解です。
というのも、悪口を言うと、ドーパミンが分泌されることが分かっているので楽しいという快楽を得ることができます。
でも、それと同時にストレスホルモンであるコルチゾールも分泌されるということが分かっています。
つまり、悪口を言ってスッキリしたと思っていたら、脳にはしっかりストレスが蓄積されていくということなんです。
脳科学者としてメディアにも良く出演されている中野信子先生によると
悪口は脳を攻撃し、それが続くと巨大なストレスとなり、脳を衰えさせ、最終的には老化を促進してしまう。
要は、悪口は加害者側もダメージが積み重なっていき、そのストレスを解消しようと過激化したところで本人へのダメージ量が増えるだけなんです。
解決策は悪口を止めることなのに、そうしないから疲弊していき脳が衰退して、やがて肝心の仕事の方でも精細さを欠く危険性すらあるわけです。
良くある話で、パワハラ加害者なんかは、もともと優秀と言われていた人も多くて、こうやって破滅していくパターンは結構あるんですよね。
もっと詳しく知りたい方は「悪口を言う人は因果応報となる!その悲惨な末路【具体事例】」を読んでみて下さい。
悪口を言う人との付き合い方
ここまでの話を踏まえて、悪口を言う人との付き合い方を考えていきましょう。
あなたがやるべき行動は以下2つだけです。
✔悪口を言う人との付き合い方
- それが本当に悪口なのか考える
- 悪口を言う人とは距離を置く
サクッと説明していきます。
それが本当に悪口なのか考える
先ほど言ったようい、悪口だと思っているものが、実はあなたに対するアドバイスである可能性もあります。
悪口を悪口だと思わずにポジティブに捉えることができるのであれば、あなたにとってはチャンスとなります。
なぜならば、自分の欠点を知ることができるから。
第三者からみたあなたの欠点と自分が思う欠点には、意外とギャップがあります。
でも、たいていの場合、第三者から見た「あなたの欠点」こそ改善すれば、すごく伸びるチャンスがあるわけです。
もちろん、何でもかんでもポジティブにとらえようとする必要性はありません。
「これってもしかしてアドバイスなのかな?」という視点を持ってみてください。
悪口を言う人とは距離を置く
悪口の悪影響を知ったら、もう対処法は距離を置くしかありませんよね。
悪口を言う人と関わったらろくでもないし、あなたも他人の悪口を言うようになって精神状態が不安定になる可能性すらあるわけです。
なので、悪口を言う人とは極力関わらない、そして自分は絶対に人の悪口を言わないという姿勢で臨みましょう。
僕が一番好きな言葉を一つだけあなたに送ります。
「非難も批判もしない、苦情も言わない」
自己啓発書と言えばこれ!と言われるほどの名著である、D・カーネギー氏の「人を動かす」の中で、人を動かす三原則として紹介されている言葉です。
僕は朝起きたら、いつもこれを唱えています。
同じ職場の上司や先輩と関わらないというのは難しいと思いますが、意識的に余計な話をしないようにしましょう。
悪口に付き合っても、あなたには損しかありません。
嫌な人との距離の取り方をもっと具体的に知りたい方は、こちら↓の記事を読んでください。
悪口を言う人に友達が多い理由まとめ
今回も長くなってしまったので、最後にまとめておきます。
悪口を言うのに人気者に見えてしまう理由は4つ挙げられます。
- 自分が標的になるのが嫌だから
- 一緒に悪口を言える都合の良い存在だから
- 陰口ではなくて本人に直接指摘するから
- 悪口をカバーできる取り柄があるから
ただし、たいていの人は上辺だけの関係なので、「なんでこの人には友人が多いんだ」と思い悩む必要はないです。
実際に、本当に困った時に助けてくれる友達はいません。
それよりも、悪口には恐ろしい効果があるので、あなた自身は関わらないようにすることが非常に重要になります。
悪口ではなく良心から言ってくれるアドバイスだけは素直に受け入れて、他の悪口に対してはサッと距離を取る意識を持っておきましょう。
悪口いう人がいる環境は当たり前ですか?
悪口を言う人が一人や二人いるという環境は珍しくないでしょう。
でも、それを当たり前だと割り切って我慢するのは正解なんでしょうか。
本当にみんなのびのび働いている職場ならば、そんなつまらない足の引っ張り合いなんてないと僕は思います。
もしあなたも今の職場に違和感を持っているならば、本当にあなたがやりたいことを考えてみるのが良いです。
ドキッとした方は、まず自分を客観視してみるのがおすすめです。
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診断結果を参考にして自分の軸を微調整しておくと、あとで「やっぱり何か違うな・・」と感じることも少なくなります。
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自分の強みをもっと深く知りたい方は「自分の強みを見つけて、それを活かす方法」を合わせて読んでみてください。