職場での新人いびりにもう耐えられない
でも、働き始めたばかりで辞めるわけにはいかない
入社間もない新人の時に、いじめのターゲットにされてしまうと、味方もいないし、会社を辞めるわけにもいかないしで非常にツラい状況だと思います。
実は、僕も入社してすぐに上司のパワハラで潰されかけたことがあります。
だからこそ、どうしようも無いその気持ちは、よーく分かります。
でも、新人に対して仕事を頼む側に回った今の僕は、当時の自分がなぜパワハラの標的にされてしまったのかなんとなく分かってしまう部分があるんです。
今日は新人いびりの原因を深堀りすることで、いじめの標的から抜け出す方法を紹介していきたいと思います。
✔この記事からわかること
■新人いびりやいじめが起きる原因
■新人いじめのターゲットから抜け出す方法
この記事を読めば、今日からどうすれば良いのか分かります。
どうすれば良いのか分からず悩んでいるのなら、自分がどのように努力すれば良いのか分かるので、気持ちがラクになると思いますよ。
今日はマクロ寄りの話になりますが、もっとミクロ的に新人が嫌われる言動というのもあるので、こちら↓の記事も読んでみてください。
新人いびりやいじめが起きる原因
僕自身は新人教育を任されていたことがあるので、直接新人と深く関わってきました。
その中で、正直イラっとさせられる新人も結構います。
この経験から「いじめが起きる原因」として、以下3つが挙げられると僕は思います。
✔新人いびりやいじめが起きる原因
- 言われた通りにできない
- 積極的ではない
- コミュニケーションが足りない
当然、あなた側にも言い分はあると思いますが、まずは冷静に受け止めてください。
それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
言われた通りにできない
まずは仕事の能力的な問題です。
「仕事ができない」と認定されると、職場でいじめの標的になる確率が高くなります。
ドラマとかで、ダメ社員が「お前こんなこともできないのか!」と上司に怒鳴られるシーンってあると思いますが、まさにそんな感じで仕事ができない人はいびり倒されます。
そして、新人の場合は「言われた通りにできない人」が仕事ができないって言われるんじゃないかなと思います。
相手の説明が分かりにくいとか、嫌そうな顔するので質問しにくいとか、新人側にも言い分があるのは分かります。
ただ、仕事を頼んだ側としては、結果として言った通りできているかだけです。
「頼んだものとちょっと違うな」「なんで勝手に判断したの?」とか言われた経験はありませんか?
こういうのが積み重なると「仕事ができない人」となるわけです。
確かに、忙しい時に何度も確認されるとめんどくさいと感じてしまうのは事実なんですが、適当な判断で仕事を進められるよりかはマシです。
一番やってはいけないのは、分からないのに適当にやってしまうことです。
積極的ではない
次は性格的な問題です。
消極的な人より積極的な人の方が可愛がられるのは何となく分かりますよね?
特に会社では消極的な人間は、ストレス発散の餌食になりやすいです。
実際どうかは置いといて「消極的=やる気が無い」ということになるので、上司や先輩からすると「何しに会社きてるの?」となってしまうんです。
もちろん、プライド高い人や気が弱そうな人など、イラつく人って色んなパターンがあるのですが、やっぱり消極的な新人は一番ヤバイと思います。
怒らずに聞いて欲しいのですが、正直新人に仕事を頼むときに、そんな期待して頼んでないんですよね。
新人のうちはミスしても許してもらえます。
多くの人が失敗を繰り返して成長していて、失敗自体は誰もが通る道なので、それを怒る人は少ないんです。
重要なのは仕事のプロセスの方で、自分の意見が無かったり、指示待ちだったりすると消極的という評価になり、いじめに発展してしまうことも。
コミュニケーションが足りない
最後は、コミュニケーション不足の問題です。
コミュニケーションが不足すると、新人さんが何を考えているのか分からなくて、お互いに距離ができてしまいます。
実際に、厚生労働省が4,587社を対象に行った調査で、ハラスメントが起きる職場にはコミュニケーションが少ないことが報告されています。
それが以下のデータ。
パワハラがあった職場では、実に45%もの割合で上司と部下のコミュニケーションが少なかったというデータです。
また心理学の世界では「単純接触効果」と言って、人間というのは接触回数が多い相手に好印象を持つということも良く知られた話です。
つまり、コミュニケーションが少ないことは、お互いに不信感を生み、それがいじめへと発展するケースが少なくありません。
新人いじめのターゲットから抜け出す方法
「なぜ新人いじめが起きてしまうのか」を踏まえて、本題にいきましょう。
当たり前の話ですが、対処法としては原因を潰していくしかありません。
そのために、具体的に以下4つのことをやってみましょう。
✔新人いびりやいじめから逃れる方法
- メモを取る習慣を身に付ける
- 元気よく挨拶する
- 「報告・連絡・相談」を徹底する
- タイミング良く相手と関わる
パッと見で簡単そうじゃないですか?
誰でもできて、かつ効果がある方法を絞り込んでみました。
メモを取る習慣を身に付ける
入社したての頃って、メモを片手に御用聞きしてくれるのですが、いつからか手ぶらでくるようになるんですよね。
もちろん、言われたことをきちんとやってくれるならば、それでも問題ないのですが、そういう人って同じことを何度も聞いてくるわけです。
頼まれたことが「分からない」は仕方がないですが、「忘れた」は最悪ですよね。
また、メモを取ると頭の中が整理されるので、何が分からないか可視化されるという意味でもおすすめです。
結局、ちゃんと分かっていないとメモだって取ることができないわけです。
つまり、「メモを取る」というシンプルな行動で、仕事の成功確率が高まるし、積極性もアピールできるしで、大きなメリットがあるんです。
元気よく挨拶する
挨拶というのはコミュニケーションの基本です。
そんなこと言われなくても分かっているかもしれませんが、実際にきちんと挨拶できる人って結構少ないんですよね。
もしやっていないならば、朝に「おはようございます」、夜に「お疲れ様でした」としっかり挨拶するだけで、印象は大きく変わりますよ。
でも、今までやっていなかったのに、急にやるのは恥ずかしいなんて思う方もいるかもしれません。
確かに急にやりだすと「おや?」となるかもしれませんが、1週間も続ければそれが普通になっていきます。
挨拶されて嫌な気分になる人はいないので、思い切ってやってみましょう。
また、すでに挨拶できている人は、「相手の名前を呼ぶ」「相手の目を見る」「笑顔で言う」を気をつけてみてください。
そこまでできている人は、これまで僕が会ってきた人の中にほぼいないので、それを新人にやられたら、「こやつ相当できるな!」と思います。
挨拶は、相手に好印象を与えられるし、コミュニケーションも円滑になるので、そういう人が嫌がらせを受ける可能性はかなり低いです。
「報告・連絡・相談」を徹底する
「報・連・相」と言えば、あなたも知っていると思います。
新人教育では間違いなく教えられることなんですが、きちんとやってくれる新人さんはごくわずかです。
もちろん、上司や先輩側にも問題があって、聞くと嫌そうな顔したり、怒ったりする人が多いんですよね。
だから、新人さんも聞きにくくなってしまう。
先ほども言いましたが、正直僕もめんどくさいと感じることはあります。
でも、それは今忙しいから思わず顔に出てしまうだけで、その瞬間の感情にすぎないです。
最終的には、きちんと仕事をやってくれるかどうかが重要なわけです。
密に「報・連・相」をすることで、間違っていたら早期に手を打ち軌道修正できるので、結果的にパフォーマンスが高まり、その方が可愛がられると思います。
むしろ、それをやってくれないと、すごく不安なんですよね。
それで結局蓋を開けたら、全然ダメでしたってなると、どうしても密にコミュニケーション取ってくれる新人の方を可愛がりたくなるものです。
「報告・連絡・相談」を徹底すれば、積極性もアピールできるし、コミュニケーションの機会も増えるしでメリット多いので、少し嫌がられても気にせずにやりましょう。
タイミング良く相手と関わる
相手の機嫌が良い時に話かければ、話が弾みますよね。
逆に機嫌が悪い時に話しかければ、コミュニケーションは難しくなります。
要は「空気が読める」ってやつです。
面白い実験を見つけたので、少し紹介します。
科学専門誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」によると、依頼事項の成功率と食事との関連性が指摘されています。
(和訳抜粋)人間は決断によって血糖値に大きな影響を与えることが分かっている。相手が空腹の状態の時に頼みごとをすると、断られる可能性が高くなる。
引用元:https://lsolum.typepad.com/files/danziger-levav-avnaim-pnas-2011.pdf
また、この研究では低血圧で朝は機嫌の悪い人とは朝の時間帯関わらない方が良いというデータも紹介されています。
つまり、相手の機嫌が悪いときはできるだけ関わらないようにして、相手の機嫌が良い時にコミュニケーションを取っておけば、良い関係が築ける可能性が高いです。
でも、そんな高等テクニックできるわけないじゃんって思うかもしれません。
なので、3つだけ気を付けてみてください。
- 朝方はめっちゃ機嫌が悪い人がいる
- 重たい会議の前は話し掛けない
- 食後は機嫌が良くなりやすい
これを意識しておくだけでも、地雷を踏む確率は結構減ると思います。
こうやって意識するだけで、徐々に上司や先輩が今機嫌が良い悪いと分かるようになってくると思います。
そうすると、圧倒的にコミュニケーションは取りやすくなりますね。
そもそも職場環境が悪い場合はどうするの?
これまで、「新人」と「上司や先輩」という関係性でみてきましたが、そもそも社風や職場環境が問題という場合もあります。
- 体育会系で新人はいびられてナンボのものみたいな伝統を大事にする社風
- みんな疲弊してイラついているので少しのミスで総攻撃にあう職場
極端かもですが、こんな感じで職場に問題があるケースだと、あなたが頑張ってどうにかできる問題では無くなってきます。
このケースに該当するようであれば、会社を辞めることも選択肢に入れた方が良いかもしれません。
新人が会社を辞めるのは怖くない
最初に言っておきますが、煽るつもりは一切ありませんよ。
僕からのお願いは、まず今日紹介した対処法を実践してくださいということです。
それでどうしようもない場合は、環境を変えましょうという流れです。
話を戻すと、新人が辞めたら路頭に迷うなんて思う方もいると思いますが、実は第二新卒と呼ばれる採用枠が年々広がっているので心配いりません。
第二新卒とは、入社して3年以内の社会人のことです。
つまり、新人しか該当しない採用枠があるということです。
僕みたいにキャリア積んでいる社会人が競合してこないので、新人であっても優良企業に入れるチャンスが転がっています。
企業から見ると、第二新卒ってそんなに悪くなくて、以下のようなメリットがあります。
- 社会人のマナーをすでに取得している
- 一度社会人を経験しているからこそ、新卒よりも意欲が高い
- 変な癖がついておらず、自社のカラーに染めやすく扱いやすい
実際に、新卒と同じようにポテンシャルで採用してくれるので、今の業界に縛られることもなく、自分と会いそうな会社、業界を選ぶことができます。
何から始めればいいの?
じゃあ、具体的にどうやって転職活動するのという話です。
当然ですが、新卒の時と同様に、厳しい書類選考や面接が待っています。
具体的に何をしたらいいのかわからない方は、まずはプロのキャリアコンサルタントに相談してみましょう。
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もちろん、実際に面談して違和感があれば、何度でもチェンジOK!
相談だけでも可なのでお気軽にどうぞ
完全無料で使えて、面倒な日程調整や企業とのやり取りを丸投げできるので、多くの転職者は転職エージェントを使って活動するのが一般的です。
あなた専属の担当者がついて書類や面接のサポートまでしてくれるので、実際に次の会社に入社するまでプロが併走してくれることになります。
一方で転職活動した結果、転職しないという結論も尊重されます。転職を強要されることは無いので、安心して活動に取り組めます。
僕自身、何社も内定辞退して、コンサルタントさんを泣かせてきましたが、特に急かされることもなく見放されずに色んな企業を紹介して戴きました。
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新人いびりの対処法まとめ
今日の内容をもう一度振り返ってみましょう。
まずは、新人いびりやいじめが起きる原因は以下3つです。
- 言われた通りにできない
- 積極的ではない
- コミュニケーションが足りない
これを踏まえて、いじめの標的から抜け出す対処法を4つ紹介しました。
- メモを取る習慣を身に付ける
- 元気よく挨拶する
- 「報告・連絡・相談」を徹底する
- タイミング良く相手と関わる
これでダメならば、職場環境が悪い可能性が考えられます。
その場合、第二新卒枠を使った転職も視野に入れた方が良いかもしれません。
スムーズな転職活動は、無料の転職エージェントを使うのが効率的。
一番良くないのは我慢することです。
我慢していると、急に精神的にきて再起不能になることもあります。
まだ大丈夫なうちに行動して現状を変えていきましょう。