わたしだけ仕事量が多すぎる!こんなの不公平だ!
これってパワハラなんじゃないの?
「仕事量が多い」これはパワハラの可能性があります。
パワハラって、暴力や暴言だけじゃなくて、あなたが不当な扱いを受けた結果、精神的な苦痛を感じているかどうかが判断基準です。
なので、これが不当な扱いに該当するならば、抗議するべきなんです。
とは言え、具体的にどうやって対処すればいいのか分からないですよね。
そこで、この記事では自らパワハラと戦ってきた僕の経験を踏まえて、あなたがどうやって行動すればいいのかをお伝えしていきます。
✔この記事からわかること
■あなたの現状がパワハラに該当するかどうか
■仕事量が多すぎるパワハラの対処法
もしかすると、あなたは嫌がらせを受けやすい人なのかもしれません。
ドキッとした方は「職場で嫌がらせされる人になってしまう原因はたった一つ」を読んでみてください。
嫌がらせを受けやすい体質を改善していく術を書いています。
仕事量が多すぎる!これってパワハラ?
まずはあなたの状況が本当にパワハラに該当するのか確認していきましょう。
厚生労働省のホームページでは、以下のように定義されています。
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
簡単に言えば、従業員という弱い立場の人に対して、不当な扱いをして精神的、身体的な苦痛を与えたらパワハラということです。
より詳しい解釈に興味がある方は「これってパワハラ?と思った時に判断する基準5つ【わかりやすく解説】」をご覧ください。
これを踏まえて、以下2つの観点であなたの現状をチェックしてみましょう。
- 同僚と比べて過大な要求をされていないか
- サービス残業を強要していないか
それぞれ説明していきます。
同僚と比べて過大な要求をされていないか
同僚と比べてみるのは分かりやすい指標です。
あなた一人だけが、過大な要求をされているならば、上司から嫌がらせを受けていると判定することはたやすいと思います。
逆に、あなたと同じように業務量が多い人が他にもいるならば、それ自体は嫌がらせでは無い可能性が高いです。
あなたへの期待の高さから少し難易度が高い仕事を頼んでいるだけかもしれません。
同僚がどうやって仕事を捌いているのかを参考にしながら、あなたも業務効率化できないか考えてみることが大切です。
上司にアドバイスを求めるのもアリだと思います。
たくさんの仕事をこなせば、それだけ学びも多くなり、ビジネスパーソンとして成長することができます。
なので、業務量が多いことは一概に悪いことではありません。
上司に抗議したときに、あなたの能力不足が指摘されてしまえば、ただの我儘な人になってしまうので気を付けてください。
サービス残業を強要していないか
とは言え、残業した分はきっちり報酬としてもらう権利があります。
仮にあなたの能力不足だとしても、この権利を放棄する必要はありません。
もしあなたの上司が、早く帰れとか言ってあなたにプレッシャーをかけてくるようならば、それはパワハラに該当する可能性があります。
今のあなたの能力に対して仕事がこなせないならば、上司ときちんと仕事量について話をする必要があります。
残業してやるのか、業務を分させるのか、その判断は上司に委ねられます。
ただし、こういった話をすると、上司の印象は良くないことは知っておいてください。
なので、いかに納得感がある形で上司に説明できるかが重要になってくるんですよね。後で詳しく説明しますね。
仕事量が多すぎるパワハラの対処法
仕事量が多い現状は、あなたにとってどうしようもない状況でしょうか。
ここがきちんとしていないと、あなたの我儘になってしまうので、理論武装はしっかりしておきましょう。
それを考えた上で、仕事量が多すぎるパワハラだと思うならば、具体的に以下3つの対処法を試してみてください。
✔仕事量が多すぎるパワハラの対処法
- 上司に明確な意思表示をする
- 仕事量の多さを定量化する
- 社内外の窓口に相談する
それぞれ説明していきます。
上司に明確な意思表示をする
今不満を抱えている方の中には、あなたの上司に明確に伝えていない人がいるのではないでしょうか。
意外と上司というのは、あなたの現状を理解していません。
というのも、上司はあなただけの上司ではないので、色んな人が意味わからない主張とかもしているわけです。
その中で、あなたの正当な主張に目を向ける余裕がないんですよね。
そこは上司に同情してあげてください。
なので、まずはあなたが業務量が多すぎてツラいという現状を知ってもらいましょう。
重要なことは、ぼやかすのではなくて、ストレートにはっきり伝えることです。
また、一度だけであきらめずに、何度か同じことを伝えるようにしてください。
そうすることで、上司にあなたの真剣さが伝わるはずです。
仕事量の多さを定量化する
でも、ただ「仕事量が多いです」と伝えても、上司は判断に困ってしまいます。
確かに大変だね、と納得してもらえるように、どれだけ仕事量が多いのかを定量化して、誰がみても分かるようにしましょう。
とは言え、厳密にやろうとして、それで忙しくなってしまっては本末転倒です。
なので、毎日振り返りのついでに記録しておくという方法がおすすめです。
これなら自分の業務の振り返りを兼ねることができるので、パフォーマンス低下を防ぐことができます。
具体的には、実際にやった作業を細分化してそれにどれだけ時間をかけたかを記録していきましょう。
これで、一つ一つの仕事時間が妥当であると確認できて、それでも仕事が終わらないなら仕事量が多すぎるとなります。
逆に、この仕事にこんなに時間がかかるのはなぜなのか、みたいな感じで上司と議論して改善につなげることもできるかもしれません。
スキル不足が原因ならばどうしたらいいのかアドバイスをもらえるし、工数オーバーならば業務割り振りを見直してもらえるしで、いずれにせよ解決に向かって動き出します。
具体化して話すというのは、仕事の場面でも使える重要な考え方ですよ。
社内外の窓口に相談する
ここまでやっても、改善が見られない場合は、社内外の窓口に相談してOKです。
まずは社内の人事部や相談窓口に話をしてみてください。
それでもダメならば、外部機関に相談してみましょう。
めんどくさいと感じるかもしれませんが、このプロセスは守ってください。
なぜならば、いきなり外部機関に通報してしまうと、あなた自身も会社から良く思われないからです。
色々やったけど対応してくれなかったから外部機関に相談せざるを得なかったという既成事実を作っておくのが重要です。
具体的な外部機関について、こちら↓で相談窓口をまとめてあります。
ちなみに、外部機関に相談したら全て解決すると信じている方が多いですが、そんなこともないので、過度な期待はしない方がよいですよ。
特に仕事量が多すぎるというのは、暴力や暴言と違って外部の人には分かりにくい事案なので、なおさら解決には時間がかかるかもしれません。
今の仕事で成長できないなら転職も選択肢
正直、今の会社や仕事にこだわりがないのならば、さっさと転職して環境を変えた方が良いと思います。
こだわりと言うと抽象的な表現ですが、僕の判断軸は「あなたのなりたい将来像を実現するために必要かどうか」です。
今の仕事を続けた先にあなたの理想はあるのか
仕事というのは、あなたが自己実現するためにあるものです。
ぜひあなたが将来どうなりたいのかを考えてみてください。
それを踏まえて、今の仕事から得られる経験があなたにとって重要ならば、業務量が多くても頑張りましょう。
それで得られる経験はあなたの将来に繋がります。
むしろ、業務量が多いということはそれだけ色んな経験ができるということなので、あなたの目標に近づくスピードが早まるはずです。
逆に、もしあなたの将来イメージと今の仕事が結びつかないのならば、今すぐ転職した方が良いと僕は思います。
自分がどうなりたいのかを考えると、今の仕事を続けるべきか、そうではないのかは、明確にできますよ。
もしやりたいことが分からないという方は「自分のやりたい仕事がわからない時の3つの対処法」を読んでみてください。
将来から逆算してキャリアアップしよう
繰り返しですが、将来から逆算して今何をするべきなのか考えていくのが重要です。
今の仕事があなたの将来に結びつくかどうかだけの話です。
たくさんの仕事をこなしても、それがあなたの将来に繋がらないならば、多すぎる仕事量はあなたにとって毒にしかなりません。
あなたの理想のキャリアを実現できる環境を探してみましょう。
世の中はどんどん便利になっていて、今はキャリアのプロフェッショナルに話を聞いてもらえるサービスが存在します。
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より専門性が高くなり自分を深く掘り下げて理解することが求められるので、転職エージェントのサポートでは不十分になります。
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仕事量が多すぎるパワハラに対処する方法【まとめ】
仕事量が多すぎるだけではパワハラとは言えません。
今回紹介したパワハラの基準に照らして、客観的に捉えてみてください。
その上で、仕事量が多いことに対する対処法としては以下3つがあります。
- 上司に明確な意思表示をする
- 仕事量の多さを定量化する
- 社内外の窓口に相談する
また、「今の仕事がツラすぎる」「今の仕事では成長できない」とか感じているならば、並行して転職という選択肢もあります。
ぜひ、何か行動を起こしてみてください。
行動しないことには絶対に何も変わりません!