こんなこともできない人と一緒に働くなんて苦痛だ
相手が何度も同じミスを繰り返すのでイライラする
仕事ができない人にイラつく!って職場あるあるですよね。
でも、このご時世それがパワハラになってしまうなんてこともあります。
それにイラついていると他の仕事にも影響が出てしまうので、上手に自分の感情をコントロールしたいですよね。
今思えば、当時の僕の仕事なんて穴だらけだったのに、それでも他人より仕事ができると本気で思っていたのが恥ずかしい限りです。
正直、イラついても何も得は無いんですよね。
そんな僕も幸運にも反省するきっかけがあって、それからは自分を振り返ったり、上手な付き合い方を模索するようになりました。
結果、仕事ができないなって思う人を相手にしても、それなりに上手くやる方法を考える余裕が持てるようになったんです。
そんな僕の経験を踏まえて、仕事ができない人の対処法をあなたに紹介していきます。
✔この記事から分かること
■仕事ができない人へやってしまいがちなパワハラ事例
■仕事ができない人との付き合い方
■イラつく気持ちを抑える方法
この記事では、僕がやってきたこと、今なおやっていることを惜しまずに披露しています。
自分のイラつく気持ちをなんとかしたい!と考えている方にとって役立つ内容となっているので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
仕事ができない人へやってしまいがちなパワハラ事例
まずは自分の行為がパワハラなのかチェックしておきましょう。
仕事ができない人への対応として何がパワハラにあたるのか気になるところですよね。
具体的に、5つの事例を挙げてみます。
✔仕事ができない人へやってしまいがちなパワハラ事例
- 大勢の前で注意をする
- 無視をする
- 相手の悪口を言う
- 管理して負担を強いる
- 仕事量を調整しない
どれにも当てはまらないという方は、おそらくパワハラは心配しなくても良いです。
この記事の後半で「イラつく気持ちを抑える方法」を紹介しているので、そちらだけ読んでおいてください。
大勢の前で注意をする
注意するだけならまだ良いんです。
大勢の前で怒ることで、相手のプライドを傷つけてしまうのは完全にNG行為です。
でも、これやってしまいがちなんですよね。
人間には自己承認欲求があるので、自分が苦労しているのを認めて欲しいみたいな感情が働いてしまうんです。
だから、自分のツラさをアピールするために、大勢の前で怒ってしまうんです。
意識的に大勢の前で怒らないにせよ、いつもより声が大きくなってしまうなんて、良くあることです。
相手のプライドは傷つけないことを意識して、相手に配慮している人でない限り、多くの人はパワハラになりがちです。
無視をする
怒るのがダメなら、関わらないようにするんで無視します!ってパターンも良くありますが、これも実はパワハラになることがあるんです。
これは実害を与えているわけではないので重い処分にはならないと思いますが、パワハラで訴えられればあらぬ疑いをかけられるのは避けられません。
パワハラの考え方というのは、相手に精神的な苦痛を与えたらアウトです。
つまり、無視されてツラいと相手が思えば、それはパワハラになってしまう可能性があるんです。
詳しい定義は「これってパワハラ?と思った時に判断する基準5つ」で解説しているので、そちらも読んでみてください。
相手の悪口を言う
まあ、悪口を言うのがダメというのは当たり前ですよね。
無視すらダメなわけですから、悪口が良いわけありません。
しいて言えば、相手に直接言わない陰口は、厳密にはパワハラに該当しません。
でも、名誉棄損とか侮辱罪とかにはなるので、モラルに反しているという点で言うべきではないのは変わらないです。
悪口言ってるなと自覚がある方は少しヤバイので「悪口を言う人は因果応報となる!その悲惨な末路」を読んでみてください。
管理して負担を強いる
あれや、これやと細かい指示を出して、無駄な仕事やらせる人っていますよね。
それでなくても、逐一報告を求めたり、後ろに張り付いて監視したり、常軌を逸している人っているんですよね。
こういうのも完全にアウトです。
「そんな人めったにいないでしょ」と思った方が多いかもしれません。
でも、自分は大したことないと思っているのに、相手は負担に感じているというケースは良くあるので、気を付けてくださいね。
仕事量を調整しない
少し細かいかもですが、仕事量を調整しないのもパワハラです。
特に、仕事ができない人に対してやってしまいがちなやつです。
他の人と同じアウトプットを求めて仕事量を調整しないと、その人はパンクしてしまうので、間違いなくツラいと感じるでしょう。
それで、うつ病とかになってしまったら、責任を取るのはその上司になります。
僕の周りでも、このパターンで仕事ができる優秀な上司がパワハラ上司のレッテルを貼られてしまった例がありました。
仕事ができない人との付き合い方【パワハラ回避】
ここからは具体的に「仕事ができない人との付き合い方」と題して、知っておいて欲しい考え方を紹介していきます。
これを知っておけば、仕事ができない人とも落ち着いて接することができるようになるはずです。
固定観念で縛らない
「仕事ができない」ってそもそも何なのかという話です。
仕事ができないと思っていた人が、画期的なアイデアを思いつくなんてこともあるかもしれませんよね。
あんたやその周囲が思っている「仕事ができない人」は、狭い固定観念において仕事ができないと思っているだけで、違う視点で見ればそうではないかもしれません。
相手をダメだと決めつけて接するから、相手に敬意を払えず見下した態度になり、少しダメな面が見えただけでイライラしてしまうんです。
その人の能力が活かせる場所は無いのか、もっと良い面を見て接してみましょう。
もしもそれでその人が活躍の場を見つければ、逆にあなたにとって心強い味方になってくれるはずです。
別にイライラしてパワハラしても、何の得もありません。
むしろ、その光景を見て気分を害する人がいるかもしれませんよ。
相手に期待しない
僕が良く使うテクニックとして、「相手に期待しない」があります。
例えば、カスタマーサポートに電話して対応が悪いと、めちゃくちゃムカつきますよね。
一方で、外国人が「お前」とか「~やれよ」とか言ってきても、イラっとしないですよね。
この事例を踏まえて、あなた自身のことを考えてみると、相手に少なからず期待しているのが自覚できるのではないでしょうか。
仕事ができない人と馬鹿にしつつ、これぐらいはできるだろうと期待しているんです。
仕事ができない人って思うなら、先回りしてどうせ間に合わないだろう、どうせミスするだろうと思って、行動してみてください。
そうすると、その通りになっても、イライラしなくて済みますよ。
必要悪もあることを理解する(パレートの法則)
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則で、全体の2割が80%の要素を占めるという考え方です。
これはパレートの法則と呼ばれていて、例えば
- 上位2割が80%の富を持っている
- 上位2割の製品で80%の売上を出している
- 設備故障の原因8割は上位2割の理由による
みたいな経験則にも当てはまるので、広く引用される法則です。
この法則の応用で、2-6-2の法則(働きアリの法則)という組織に関わる経験則が広く知られています。
これは、組織全体で見ると、2割の優秀な人、6割の普通な人、2割のダメな人で組織が構成されるというものです。
つまり、仕事ができない人というのは、組織に必ず存在していて、その人を排除しても、また誰かがそのポジションになってしまうということです。
究極的には、使えない人を追い出し続けたら、いつか自分の番がやってくるかもしれません。
そういう意味で、損な役回りを引き受けてくれてありがとうぐらいの気持ちを持って接することができれば、優しくできそうじゃないですか?
組織とはこういうものであると知るだけで、気持ちに余裕が持てるはずです。
イラつく気持ちを抑える方法
仕事ができない人へのパワハラ衝動が抑えられない方は、自分の気持ちをコントロールできるように訓練をしてみましょう。
具体的に、以下4つの効果的な方法を紹介します。
✔セルフコントロール力を高める方法
- マインドフルネス瞑想
- 毎日運動する
- 第三者に聞いてもらう
それぞれ説明していきます。
マインドフルネス瞑想
現代人は、毎日約5万以上の思念が浮かんでいると言われています。
そんなノイズが多い社会を生きる上で、何も考えないで心をストレスから解放することが瞑想という方法です。
瞑想をすることで、自己管理能力が上がったり、集中力が増したり、良い効果が確認されています。
様々な大学や調査機関で実証されているし、僕も毎日瞑想することで、イライラしなくなったという実体験があります。
嘘か本当かは、あなたも試してみるのが一番早いと思いますよ。
具体的に、やり方は以下です。
- 背筋を伸ばしてラクな姿勢で座る
- 目を閉じて、みぞおち付近に意識を集中させる
- 肩の力を抜いたまま、鼻から思いっきり息を吸う
- 1,2秒息を止めて、鼻からゆっくり息を吐く
- ①~④を繰り返す
雑念を捨てて、1分間に4,5回呼吸する感じで、10分程度やれば良いです。
時間が無い時は、5分でも大丈夫です。
僕の場合は5秒で息を吸って、10秒ぐらいかけて息を吐いています。
何秒じゃなきゃいけないというルールは無いので、自分のやりやすい間隔でやってみてください。
朝起きてすぐ、移動中、昼休み、寝る前など、スキマ時間を利用して続ければ、日常の不安やイライラから解放されて、健康的なメンタルを維持できるようになりますよ。
毎日運動する
瞑想と同じぐらい効果があるのが運動です。
正直、運動と瞑想をしていれば、かなりメンタルが強化されるので、たいていのことにはイライラしなくなりますよ。
運動と言っても、わざわざお金を払ってジムに行く必要はなくて、自宅で少し息が上がるぐらいのエクササイズで充分です。
ベストセラーにもなった『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著)では、以下のような実験が紹介されています。
心理学者のミーガン・オートンと生物学者のケン・チェンの実験によると、18歳から55歳までの男女に対して、日常生活で好きなだけ運動をさせるという治療を施した結果、運動を取り入れた被験者は感情のコントロールが上手くなり、実際に脳細胞の量も増えていることが確認された。
要するに、運動することで、イライラする気持ちのコントロールが上手くなるんです。
生物学の見地から脳細胞の数が増えているという事実は心強いデータですよね。
これも僕自身やってみて、実感しているので、すごくおすすめです。
第三者に聞いてもらう
心理療法の一つに、自分の考えや今思ったことをひたすらカウンセラーに聞いてもらうというクライエント中心療法というものがあります。
これにより、自己理解が深まり、セルフコントロール力が高まると考えられています。
もちろん、これはカウンセラーじゃなくて友達や家族などでも十分です。重要なことは、自分の考えや悩みを言語化して客観視するだからです。
とは言え、最初はどうやったらいいのか難しいと思うので、専門家にアドバイスをもらいながら試すのが良いと思います。
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なので、はじめての方でも安心して相談できます。
相手はプロなので、自分であーだこーだと考えずに全部任せてしまっていいというのが、最大の利点です。
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【誰もが加害者になる!】仕事ができない人へのパワハラに注意しよう
仕事ができない人へのパワハラとなりえる事例は以下5つです。
- 大勢の前で注意をする
- 無視をする
- 相手の悪口を言う
- 管理して負担を強いる
- 仕事量を調整しない
これらは誰もがやってしまいそうなことだと思います。
なので、この記事では相手との付き合い方や自己コントロールの方法を説明しました。
仕事ができない人と付き合うときは
- 固定観念に縛られない
- 期待しない
- 必要悪もあることを理解する
これらを踏まえて相手と接してみてください。
また、自己コントロール力を鍛えたい方は
- マインドフルネス瞑想
- 毎日運動する
- 第三者に聞いてもらう
これらに取り組んでみましょう。
今回紹介した内容は、どれも難しいことではありませんが、実践してみないと本当の意味で理解できないので、ぜひ行動してみてください。