他の人には良い顔するのに自分にだけは当たりが強い
いいかげんストレスのはけ口にするのはやめて欲しい
人間だれしも、好き嫌いがあります。
そして、それで人によって態度が変わるのも仕方がないことだと思います。
でも、度が過ぎれば、それはパワハラだし、絶対に許されるものではありません。
実際に、そんな上司に振り回されている人ってすごく多いです。
それはデータでも示されています。
人材大手のエン・ジャパン社で求職者929名に実施した「これまで経験した”困った上司”とはどのような点で困りましたか?」というアンケート。
その結果が以下のデータ。
困った上司第1位となったのが、「人によって態度が違う上司」です。
実に63%もの人たちが悩んでいるという結果でした。
僕はなんとか短期間で社会復帰できましたが、そのまま精神を病んでまともな生活ができなくなる人も少なくありません。
今悩んでいるあなたがそうなってしまってからでは遅いので、こういう理不尽な上司と戦う術を紹介していきます。
✔この記事からわかること
■人によって態度が違う上司の心理
■人によって態度が違う上司の対処法
上司を選ぶことはできませんが、言いなりになる必要は一切ありません。
今回紹介するのは上司と正面から向き合う正攻法を推奨しているので、もう少し過激に上司を追い詰める方法が知りたい方はこちら↓を読んでください。
人によって態度が違う上司の心理
まずは、人によって態度を変える上司の心理を紐解いていきます。
なぜあなたにだけ嫌な態度を取るのか、そこに隠れている心理を理解することで、攻略法が見えてくると思います。
さっそくいきましょう。
以下、3つの心理的要因があります。
✔人によって態度が違う上司の心理
- 損得勘定
- 自分に自信がない
- 習慣化
それぞれ解説していきます。
損得勘定で態度を変える
一番分かりやすい要因は損得勘定です。
あなたの上司に限った話ではないと思いますが、ほとんどの人は会社内で偉い人にゴマすりますよね。
それは、自分の仕事を進めやすくするためだったり、査定の時に少しでも優遇してもらったり等、打算があるからです。
目をつけられて、最悪会社をクビになるのが嫌というのもあるかもしれません。
いずれにせよ、メリット得たい、もしくはデメリットを得たくないという損得勘定があるから良い顔をしているわけです。
つまり、上司と部下であるあなたとの関係性を考えた時に、ひどい扱いを受けているのであれば、それはあなたとの関係性にメリットがないと判断されていることになります。
もちろん、それが事実かどうかは別問題ですよ。
冷静に受け止めて欲しいですが、意識しているのかどうかは別としてあなたの上司はそう考えている可能性があるということです。
あなたの上司は、はっきり物事を言う人やめんどくさいタイプの人に対して優しく接しているということはありませんか?
それは噛みつかれて自分に被害が出る(損する)のが嫌だから、無難に済ませていると見ることができるわけです。
人によって態度を変える上司というのはそういった損得勘定で動いているということを念頭に入れておいてください。
自分に自信が無い
次に挙げられる心理的要因は「自信がない」ということです。
結局、自分の意見やスタンスがはっきりしていないので、人によって態度を変えていかざるを得ないんです。
そういう人は、強い者には媚びて否定されることを逃れ、弱い者には強く出ることで自己肯定感を高めています。
言い換えると、他者に依存しているんですよね。
また、自分に自信がない人は、それが露呈するのを極端に恐れるため、弱い相手には攻撃的になります。
こういう上司は、自分より下に見ている相手に何か言われると自分が否定された気持ちになり、逆上するので気を付けてくださいね。
はっきりと指摘した結果、かえって状況が悪くなってしまうパターンは、このケースだと思います。
話し合いで解決するのも方法の一つですが、こういったリスクがあるので、そこは理解しておいた方が良いです。
今回は話し合うとかリスクがある方法は推奨せずに、違ったアプローチで理不尽な上司を攻略していきたいと考えています。
習慣化している
上記のような心理的要因が、「人によって態度が違う」という結果に反映されているのですが、それをより強固にする要因が習慣化と言えます。
人は一度慣れてしまうと、そこから変わるのに大きなエネルギーを必要とします。
上司があなたのことを「言いやすい存在」であると一度認識してしまうと、そのイメージを覆すのはなかなか難しくなります。
先ほどの話で、真っ当に指摘しても上司に逆上される可能性があるという話をしましたが、イメージを変える難しさはこの慣れの話とも大きく関連しています。
あなたも経験あると思いますが、自分の慣れ親しんだものを変えるのってかなり大変なことですよね。
自分でさえ難しいのに、さらに相手の習慣を変えようとするのは無謀な話なんです。
なので、この後で説明する対処法は誰でも実践できますが、それなりにしんどいものであることは承知しておいてください。
それぐらいしないと、上司を変えるのは難しいということなんです。
人によって態度が違う上司の対処法
上司の心理状態が分かったら、本題の具体的な対処法について考えていきましょう。
今回は系統が異なる3つの対処法を紹介します。
- 上司に対してメリットを提示する
- 上司との意思疎通を増やす
- 上司にめんどくさい人と認識させる
順番に説明していきます。
上司に対してメリットを提示する
先ほど、上司の深層心理としてあなたの関係にはメリットを感じていないと説明しました。
なので、上司にとってあなたが重要であるということを理解させることができれば、あなたに対する態度も改善する可能性が高いです。
一番分かりやすいのは金額で組織にどれだけ貢献しているかを示すことです。
たいていの仕事にはコストに関する数値目標があり、上司も何かしらのタスクを背負っています。
そうした中で、あなたが大きな貢献をしていることが示せれば、上司はあなたに対する態度見直すはずです。
なぜならば、シンプルにあなたに辞められたら困るからです。
ちなみに、自分の成果を数字で語れるという能力は、どこに行っても通用する普遍的な能力なので、ぜひ意識して仕事に取り組んでみてください。
とは言え、全員が上司の満足する結果を出せるわけではないので、そういう場合には違うアプローチを考えていく必要があります。
上司との意思疎通を増やす
全員に数字で結果出す意識を持ってほしくて最初に少し難しい方法を紹介しました。
もう少しハードルを下げて誰でもやれる対処法として紹介するのが、上司とコミュニケーションを取ることです。
やっぱり、普段から仲良くしている部下をかわいがりたくなるのは、人間なので仕方がないことですよね。
なので、あなたも友達枠に入ってしまうのが手っ取り早いです。
もちろん、今まで何もやっていなかったのに、いきなり媚びるのは難しいと思うので、以下2点だけ気を付けてみてください。
- 上司に対してこまめに報告する
- 分からないところは「教えてください」と願い出る
これをやるだけで、自然と上司とのコミュニケーションの回数は増えますよね。
また、状況の報告や不明点の確認をすることについて、上司の立場からすると嫌な気はしないはずです。
上司もあなたのことを良く知らないからきつく言うということもあると思います。
こうやって関係性を改善していくと、人によって態度を変える上司ならば、なおさらあなたを優遇してくれるかもしれませんよ。
上司にめんどくさい人と認識させる
結果を見せるのは難しいし、上司との関係性を改善するのも困難という場合は、あまりおすすめしたくありませんが、最終手段を使いましょう。
それは「上司にめんどくさい人と認識させること」です。
めんどくさい人って関わりたくないですよね。
上司もそれは同じで、めんどくさい人には関わろうとしないはずです。
なので、上司に対してのみめんどくさい人と認識してもらうのは有効な手段となります。
もちろん、めちゃくちゃやってしまうと、周囲からの評価も下げてしまうので、あくまでも大人な方法でめんどくさくする必要があります。
具体的には、上司の言動に対してなぜを繰り返すのが有効です。
例えば、「何でこんな簡単な仕事もできないだ」と上司から罵倒されていたとします。
それに対して
- なぜ簡単だと思うのですか?
- なぜ私にだけ怒るのですか?
みたいな感じで、なぜで返すわけです。
そして、それに対する上司の言動にも、さらになぜで追い打ちをかけるんです。
これをやられると超めんどくさいと感じます。
でも、気にせずなぜで返し続けるんです。
人によって態度を変えるようなタイプの人だと、論理的に破たんしていることも多いです。
なので、この攻め方をされると上司は言葉がつまり、あなたに対して苦手意識を持つようになります。
その結果、あなたと距離を取るようになるはずです。
あなたをぞんざいな扱いするのは、慣れてしまっていることも間違いなく原因の一つなので、それを断ち切ると状況は改善します。
パワハラの証拠を集めておこう
人によって態度を変えて、あなたに厳しい態度を取ることはパワハラに該当する可能性が高いです。
なので、まずはパワハラの証拠を集めましょう。
どのような対応を取るにしても、切り札を持っておくことは重要です。
当たり前の話ですが、パワハラについて指摘したり、訴えたりした後では、相手も警戒して証拠を掴むのは難しくなっていきます。
何かアクションを起こす前に、ボイスレコーダーの音声やメールなど誰が見ても間違いない証拠をたくさん集めておきましょう。
また、日常的にパワハラを受けていたという記録をつけるのも有効です。
いつ、どこで、どのようなことをされたのか記録しておくことで、あなたの主張はより信憑性を増します。
今の状況がパワハラかいまいち分からない方はこちら↓を読んでください。
職場に違和感を感じるならば環境を変えてみよう
対処法を色々と紹介しましたが、「なんでそんな面倒なこと自分がやらなきゃいけないだ」って思う方もいると思います。
でも、もしそう思うんだったら、おそらく今の会社は向いていないと思います。
現状を変える行動はおこしたくないけど、我慢もしたくないはずです。
そこで、そういう方向けに一つ提案です。
それは「いつでも転職できる」という保険を持っておくということです。
想像してみてください。
もしあなたが転職できそうだという確信を持っていたら、理不尽な上司に対してどう思うでしょうか。
「何かふざけたこと言ってるな~。まあ、嫌になったら辞めるからいいけど・・」みたいな感じで、心理的な余裕が生まれてきませんか。
上司に何を言われたって、他に当てがあれば、気後れしなくなりますよね。
なので、この状況にもっていっておくのがおすすめです。
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30歳以上なら戦略を練る必要がある
あなたが30歳以上ならば、少し話が変わります。
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より専門性が高くなり自分を深く掘り下げて理解することが求められるので、転職エージェントのサポートでは不十分になります。
もちろん、自分で整理できれば問題ありませんが、ここの整合性が少しでもおかしければ問答無用で不採用になってしまうので、徹底的に作りこむ必要があります。
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人によって態度が違う上司の対処法【まとめ】
いかがだったでしょうか。
長くなったので、少しまとめておきます。
人によって態度が変わるのは3つ理由が考えられる。
- 損得勘定
- 自分に自信がない
- 習慣化
これに対して、有効な対処法は以下3つ。
- 上司に対してメリットを提示する
- 上司との意思疎通を増やす
- 上司にめんどくさい人と認識させる
特に、上司にめんどくさいと認識させる方法は自分の評価を下げるリスクの高い方法なので、できるだけ避けるようにしてください。
むしろ、そこまでやらないといけないぐらい追い詰められているんだったら、環境を変えるということを考えてみた方が良いかもしれません。
我慢するとか、無視するとか、受け身になっても状況は何も良くなりません。
むしろ悪くなってしまうことの方が多いと思います。
なので、今回紹介した話でもいいし、それ以外でももちろん良いので、まずは何か行動してみてください。
そうすれば、状況は必ず変わっていきますよ。