先日、このような記事を拝見しました。
富士通が希望退職費用で461億円計上、国内の間接部門2850人が応募
富士通は19日、早期退職制度により3月末までに2850人を削減すると発表した。間接部門から営業などへの配置転換も進める。米アマゾン・ドット・コムをはじめとするIT(情報技術)大手がクラウド市場で大きなシェアを握るなど、業界が激しく変化するなかで構造改革を急ぐ。
引用元:https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/04189/
2018年に富士通は希望退職を募る宣言をしていました。
そしていよいよ、2019年に3000人近くの首を切るそうです。
早期退職制度なんて書き方してますが、要するにリストラですよね。
✔この記事の内容
■大企業が安泰という時代が終わろうとしている理由
■人生を安泰にしたいならやるべきことは一つ
✔読んでもらいたい人
大企業に就職して、安心しきっている20代
早期希望退職を募る動きは大企業で広まっています。
富士通はその一例にすぎません。
この記事を読めば、20代のあなたがこれからどういった思考で仕事を選び、どんな行動をすれば、安心した人生が歩めるかが分かるようになります。
大企業が安泰なんて時代はもうとっくに終わっている
冒頭でも言いましたが、富士通は2019年3月末に約3千人削減することになっています。
こういった人員削減の風潮は、富士通だけではありません。
他の大企業も2018年から動き始めています。
アルペン・カシオ・協和発酵キリン
【希望退職募集】年明けから相次ぐ、アルペン・カシオ・協和発酵キリンは初めて
米中貿易摩擦に伴う中国経済の減速などを背景に、ここへきて製造業を中心に2019年3月期業績見通しの下方修正が広がっている。景気の潮目の変化が人員削減の動きにつながっている可能性がある。
引用元:https://maonline.jp/articles/voluntary_retirement2019
NEC
NECがリストラ実施へ 10月から45歳以上の希望退職者募集
日本電気(NEC)は6月29日、10月末から希望退職者を募集すると発表した。NECグループの従業員のうち、間接部門かハードウェア事業領域の特定部門に在籍している45歳以上かつ勤続5年以上の人が対象で、募集人数は定めない。固定費削減による収益構造改革が狙い。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/29/news088.html
東芝
東芝は11月8日、同社と一部の国内子会社から計約1060人の早期退職者を募集すると発表した。退職時期は2019年3月末を予定し、18年度第3四半期(18年10~12月)中にも募集を始める予定。同日発表した収益力強化に向けた構造改革計画「東芝Nextプラン」の一環。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/08/news093.html
これらの記事を読むとわかるんですが、希望退職者を募る対象を「40歳以上」や「45歳以上」に絞っている企業が多いです。
実はここが重要なポイントで、人件費の高い45歳以上に絞った希望退職(リストラ)が増えているのです。
じゃあまだ20代のあなたは心配しなくていいのか?というと、そういうわけではないんです。
大企業は使えないダメ人間を作ってしまう
大企業では自分自身が気を付けていないと、どんどんダメ人間になってしまう可能性があります。
労働組合で守られすぎる
大企業では労働組合が大きな力を持っているので、社員が会社から不当な扱いを受けないように守られすぎていることがあります。
これはある意味、社員をしっかり守ってくれるので、ホワイト企業だと言える一面もあるのですが、守られていることを逆手にとって、権利の乱用をする人がいます。
実際に僕の会社にも、「権利があるから」という理由で、自分勝手に有休を取ったりする人がいます…
まぁ確かに与えられた権利なので、「休むな!」とは会社は言えないですが、そんな人ばかりだと組織として成り立たないのは簡単に想像できますよね。
大企業ほど社員が手厚く守られているので、モラルが低い人はダメ人間になることがあるんです。
頑張らなくても給料が上がるシステム
いわゆる年功序列です。
これの制度のせいで、新人がどんな頑張ろうが、年配の方の給料を抜くことができません。
めちゃめちゃ頑張ろうが、そこそこの成績だろうが、給料の伸び方に大きく影響することがないのです。
僕の経験上、大企業であればあるほど、こういった傾向は強いです。
この制度の特徴は、頑張らなくても給料が自動であがっていくところです。
人間心理としては、
頑張らなくても給料が増えるなら、別に頑張らなくていいか
ってなるのが普通ですよね。
だってどっちにしろ給料が上がるんですから。
なので、自分から考えて行動しない、言われたことしかやらないダメ人間が作られてしまうんですね。
使えないダメ人間は行き場を失う
じゃあ仮にダメ人間になったしまった状態でリストラされると、どうなるかを考えましょう。
リストラされたらどこへも就職できない
先ほどの大企業で行われたリストラは、どこも40歳~45歳を過ぎた人が対象でした。
じゃあ40歳を過ぎた人間は他の会社へ転職できるのか?と聞かれると、答えはイエスですが、それは熟練した専門知識や経験がある人に限ります。
ですが、たいていの人は
自分は大企業だからとあぐらをかいて、たいした努力もせず年功序列に身を任せてきた40歳
なので、転職は難しいことがほとんどです。
40歳に見合った熟練したスキルがなければ、誰も見向きもしてくれませんからね。
さらに残念なことに、こういったスキルのない人ほど大企業に勤めていたというプライドが高いです。
プライドが高いくせに、スキルやキャリアが低いので、余計に行き先が狭まるのです。
キャリアなんて考えたことがない人ばかり
先ほども言ったとおり、年功序列であれば何も考えなくてもエスカレーター方式でどんどん自動的に上がっていきます。
そんな環境にいた人間が、自分のキャリアについて考えることがあるかといえば、ほとんどいないですよね。
たいていの人って、大企業に入ったらゴールだと思ってませんか?
実際僕も、そんな風に思った時期ありました。
大企業に入ったら勝ち組。もう安泰だって。
でもそんなことないって今(30歳を過ぎてから)ごろ気が付きました。
自分のことを勝ち組だ、安泰だと思い込んで、キャリアを積もうとしない人間が大企業には多すぎます。
なので、急に世の中にポンと放り出されると、どこにも行くところがなく途方に暮れるのです。
あなたが今後そうならないためには、今からでも出来ることをやっておく必要があります。
現実に目を向けて、20代のうちからキャリアについて考えておこう
20代のうちからキャリアについて考えましょう。たとえあなたが大企業で働いていたとしてもです。
これからの時代は、時代の流れを先読みして動いた人だけが生き残れます。
大企業にいようが中小企業にいようが、将来に役立つキャリアを積んでいないと、あなたも40歳を過ぎたときにリストラと対象とされますからね。
先ほど希望退職を募っているいくつかの企業を紹介しましたが、どこも名が知れた大企業で、しかも東証一部上場企業でしたよね。
とはいえ、ロボットの普及や、IoT、AIなどが当たり前となり、スキル、キャリアの低い40代が退職に追いやられているのです。
あなたも将来、職場から追いやられる存在になりたくないですよね?
40代であれば、家も買っているだろうし、子供の教育費だってかかっている頃でしょう。
そんな状況で、職を失うのは考えただけで心臓が痛くなりますよね。
あなたが数十年後、役に立たない40代と同じようにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、あなたの今持っているキャリアをさらに伸ばせる環境へ身を置くことです。
今の会社でも伸ばせそうならそこで努力すれば良いし、今の会社で伸ばせないのなら他の会社へ環境を変えることが必要です。
きっかけを作って、動きつつ考えましょう
もしかしたらあなたは、「いきなりリストラだのキャリアだの言われても実感がわかないよ」って思っているかもしれません。
それは当然のことですよね。
僕も20代のときは絶対に大企業は安泰だって思ってましたから…。
ですが大企業が安泰なんてのは過去の話。終身雇用制度も崩壊している時代。
なのでまずは情報を集めて、自分がどんな仕事に就けばキャリアアップできそうなのかなど、選択肢を広げておきましょう。
情報を集めるくらいなら今からでも出来ますよね。
「どうやって情報を集めるの?」と疑問がわくかもですが、そんなに難しくないですよ。
無料で、プロから確実な情報を得られます。
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もちろん、実際に面談して違和感があれば、何度でもチェンジOK!
相談だけでも可なのでお気軽にどうぞ
嬉しいのは全て無料でやってくれるということ。
これは転職エージェントのサービスが全て企業からお金をもらう仕組みになっているからです。
あきらかに得しかないサービスですが、人間は怠け者なので、以下のように思っちゃいます。
- 今は苦労してないし別にいいか
- 無料なら別にあとからでもいいか
これだけは言わせてください。
こういった機会に行動した人だけが情報に強くなり、今後の選択肢が広がり不安のない将来を迎えるのは間違いない
ここで行動できた人が本当の意味での勝ち組です。
数年後、後悔することになるのはあなたです。
時間は巻き戻すことはできません。
まずは行動。そして行動しつつ考えるのが理想的です。
今の仕事が順調ならなおさら行動しましょう。
仕事が激務だったり余裕がないときは、人間は行動をどんどん先送りにしてしまいますからね。
せっかくこの記事を読んで、現代のリアルな情報が分かったのですから、ぜひこの機会に行動してみましょう。
こういったチャンスを活かすも殺すもアナタ次第です!
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目の前のチャンスを取りに行こう!