何をしても上司から怒られるような気がする
どうやって上司と付き合っていけばいいのか分からない
パワハラ上司との付き合い方に悩んでいる人は多いと思います。
そして、その結果心身を消耗して再起不能に追い込まれる人は少なくありません。
僕はなんとか短期間で復帰できましたが、あなたには同じ道を通って欲しくない。
なので、僕が試行錯誤してきた経験から「パワハラ上司との付き合い方」をあなたにお伝えしていきます。
✔この記事からわかること
■パワハラ上司と上手に付き合う方法
パワハラ上司に対するアプローチを順序だてて説明していきます。
パワハラ上司との上手な付き合い方
まずは、あなたがパワハラ上司に対して、取れる選択肢を整理してみましょう。
あなたには3つの選択肢があります。
それは「攻める」「守る」「逃げる」です。
もう少し具体的な方法で言うと以下となります。
攻める・・仲良くなる、言い返す
守る・・無視する、我慢する
逃げる・・異動する、転職する
最初にあなたに伝えたいことは、パワハラ上司を上手く対処するには「攻める」か「逃げる」という選択肢しかないということです。
「守る」という選択肢は、一番簡単に実践できる方法ですが、それでは現状は変わらないということを知っておいてください。
パワハラ上司を無視したり、距離置いたりできるなら、とっくにやってますよね。
なので、「守る」という選択肢は選ばないようにしましょう。
それを踏まえて、以下3つの方法を紹介していきます。
✔パワハラ上司と上手に付き合う方法
- まずはパワハラ上司と仲良くなる
- それがダメなら、はっきりと言い返す
- どうしようも無ければ、転職する
これが、僕がパワハラ上司と戦ってきた経験から導いた答えです。
このあとで、詳しく説明していきますね。
パワハラ上司と仲良くなる
いくらパワハラ上司だって、仲良い人にめちゃくちゃなことはしませんよね。
だから、パワハラ上司と付き合っていく上で、お気に入りになってしまうのが最もシンプルな解決方法です。
でも、「そんなことできるわけない!」って思う方が大半だと思います。
そこで、心理学を用いた相手との距離を縮める方法を紹介していきます。
実際に、僕もやってみて効果がありました。
その方法とは「相手と接点を増やす」ということです。
心理学の用語にすると、単純接触効果と呼ばれるものになります。
これは、人間は接触回数が多い相手に好印象を持つというものです。
つまり、この単純接触効果に基づいて、意識的に相手との関わりを増やすことで、相手の印象を少しずつ変えていくことができるのです。
接点を増やすにあたり、以下3つのことに注意してください。
- 元気よく挨拶する
- 分からないことを質問する
- 話かけるタイミングを考える
元気よく挨拶する
僕のブログでは、良く「挨拶は基本」という話をするのですが、これがきちんとできる社会人って本当に少ないです。
相手の目を見て元気よく「おはようございます」と言う。
帰る時にも、笑顔で「お疲れ様でした」と言う。
これだけでも、相手の印象って変わると思いませんか?
今までやっていなかったのに、急にやるのは恥ずかしいなんて思う方もいるかもしれません。
確かに急にやりだすと「おや?」となるかもしれませんが、1週間も続ければそれが普通になっていきます。
挨拶されて嫌な気分になる人はいないので、思い切ってやってみましょう。
挨拶するときのポイントは以下4つ。
- 元気よく大きな声で
- 相手の目を見て
- 相手の名前を最初に言う
- そして、笑顔を忘れずに
こんな風に挨拶されたら、いくら気に食わない相手でも反応せざるを得ません。
慣れてきたら、そこから一言二言の雑談を入れるのもアリです。
分からないことを質問する
パワハラ上司に対して、質問しにくいかもしれません。
でも、相手が上司であるならば、「分からないことを質問する」という行為は非常に効果的ですよ。
今上司の立場にいる僕としては、それに答えないのは非常に気が引けます。
そして、相手に何かを教えるのってすごく気持ちが良い(優越感を得ることができる)行為なんです。
なので、教えてもらったら、最大級の感謝とヨイショをしておきましょう。
「○○さんに聞けば営業のことは全部分かりますね。もはや、うちの部署は○○さん無しでは成り立たないです」
気に食わない部下でもこんな風に言われると、僕なら少し見直しますね。
僕はちょろい人間かもしれませんが、誰に対してもこういうことを少しずつ積み重ねていけば、相手の評価は変わっていくと思います。
そうやって接点を増やすことで、相手は無意識下であなたに良い印象を持つわけです。
話かけるタイミングを考える
パワハラ上司に限らず、相手との付き合い方を考える上で、話かけるタイミングはすごく重要です。
相手の機嫌がめちゃくちゃ良い時に話かければ、多少嫌われていようが話はそれなりに弾むものなんです。
逆に機嫌が悪い時に話しかければ、誰が話かけたってコミュニケーションは難しいです。
つまり、「空気が読める」ってやつですね。
面白い実験を見つけたので、少し紹介します。
科学専門誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」によると、依頼事項の成功率と食事との関連性が指摘されています。
(和訳抜粋)人間は決断によって血糖値に大きな影響を与えることが分かっている。相手が空腹の状態の時に頼みごとをすると、断られる可能性が高くなる。
引用元:https://lsolum.typepad.com/files/danziger-levav-avnaim-pnas-2011.pdf
また、この研究では低血圧で朝は機嫌の悪い人とは朝の時間帯関わらない方が良いというデータも紹介されています。
つまり、相手の機嫌が悪いときはできるだけ関わらないようにして、相手の機嫌が良い時にコミュニケーションを取っておけば、良い関係が築ける可能性が高いです。
でも、そんな高等テクニックできるわけないじゃんって思うかもしれません。
なので、3つだけ気を付けてみてください。
- 朝方はめっちゃ機嫌が悪い人がいる
- 重たい会議の前は話し掛けない
- 食後やたばこ休憩後は機嫌が良くなりやすい
これを意識しておくだけでも、地雷を踏む確率は結構減ると思います。
こうやって意識するだけで、徐々に上司や先輩が今機嫌が良い悪いと分かるようになってくると思います。
そうすると、圧倒的にコミュニケーションは取りやすくなりますね。
以上のことに気をつけながら、パワハラ上司との付き合い方を改善していきましょう!
パワハラ上司に言い返す
パワハラ上司と仲良くなるなんて絶対にヤダ!という人もいると思います。
それなら、次の方法は「言い返す」です。
もちろん、何もなくぶつかっても玉砕するだけなので、しっかり準備した上で臨みましょう。
ちゃんと準備しておけば、言い返してしまったがために、パワハラ上司との関係が悪化してツラい思いをするなんて可能性を低くできます。
パワハラの証拠を集める
じゃあ、何を準備するのかというと、「パワハラの証拠」です。
ハラスメント行為があった時の記録を残しましょう。
このときに気を付けるポイントは「5W2H」と呼ばれる手法で
いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
どうする(How)
なぜ(Why)
どれくらい(How much)
を意識して記録しておくことです。5W2Hをしっかり書いておけば情報に漏れがある心配はありません。
さらに、ボイスレコーダーを持っているのであれば、実際の行為を録音しておくのが一番最強です。
信ぴょう性がグンと増し、証拠としてもかなり信頼が高くなる上に、もし加害者と戦うことになった時の強い武器になります。
証拠をしっかり固めておくことで、「いつでも訴えられるという安心感」に繋がります。
この心理的な余裕があると、言い返すときも毅然とした態度で臨むことができるはずです。
証拠を掴むのが難しいと感じる方は、こちら↓の記事がヒントになると思います。
パワハラ上司に対して大きな声で言い返そう
パワハラ上司に攻撃されている時、あなたはきっとそういった感情を持っていて反論する勇気が出ないはず。
でもこの瞬間こそ、ハッキリと大きな声で反撃することが大事です。
上司に対して自分の思いを伝えて、コミュニケーションを図ることは大切。
そして、どうせ伝えるならば、きちんと伝わらないと意味がない
受け答えの声が小さくハッキリしないと、相手はあなたから頼りない印象を受けます。
こうなると、むしろ上司はエスカレートして攻撃をしかけてきます。
実際に僕は以下のような経験をしています。
上司に向かって明らかに正しい論理で反撃しても、その反撃の声が小さいと打ち消されて相手の話を被せられる…
これ、経験した人なら分かると思うんですが、めっちゃ悔しいんですよ。笑。
少し頑張って、ハッキリと言い返してみましょう。
緊張すると難しいですが、逆に大きな声を出してしまえば緊張が取れて、言いたいことも言いやすくなりますよ。
さらにパワハラの対処法を知りたい方はこちらも読んでみてください。
解決しなければ、パワハラ上司を訴えよう
ここまでやってダメならば、パワハラ上司を訴えるしかありません。
社内に労働問題の「相談室」のような窓口があるなら、そこへ一度相談することをおすすめします。
そういった窓口では、必ず労働基準法に詳しい方がおられ、的確なアドバイスをくれます。
あなたの話をよく聞いて下さり、問題解決への手助けをしてくれるでしょう。
会社は、嫌がらせやいじめといった企業のイメージ低下につながる問題が社外へ漏れ出てしまうことを嫌います。
出来るだけ社内だけで問題を解決させたいと思っているんです。
であれば、使わない手はないですよね。
しかし相談する時に注意してほしいことが一つだけあります。
それは感情的にならない事です。
「あんな上司はすぐにやめさせろ!!(怒)」
と言ってしまったり、あるいは
「もう毎日毎日会社に来るのが辛くて…(泣)」
と、感情が入った状態で相談してしまうのは良くありません。
相談するときに大事な情報は、【いつどこで何をされたのか?】【頻度はどれくらいなのか?】といった内容です。
情報を出来るだけたくさんお話ししないと、相談窓口の方も適切な対応が出来ず、困ってしまうのです。
そんな時こそ、先ほど説明した記録「5W2H」が生きてきます。
この記録を手元に置いてお話しするようにすれば、物事を客観的に見ることができ、冷静に相談できます。
人間はツラい状況に追い込まれると、落ち着いて話すこともままならないかもしれませんが、一呼吸おいて、相談するようにしてくださいね。
社内で解決が難しければ、外部の専門機関を利用しよう
会社が対応をしない場合、社外へ相談する必要があります。
注意点として、まずは必ず会社に相談してください。
先ほど説明した通り、会社は第三者の介入を嫌がりますので、会社への相談をすっ飛ばすと、あなたも悪者になってしまいます。
あなた自身を守るために「会社に相談したけど何も動いてくれないので、仕方なく外部を使う」という大義名分が必要です。
どなたでも利用できる有名な機関は以下の通りです。
- 総合労働相談コーナー
- 法テラス
- 心の耳
冒頭で紹介した統計は総合労働相談コーナーのものでした。
毎年何十万件と相談を受けているので、安心して相談することができます。
詳しくはこちらの記事↓にまとめているますので、あわせてご覧ください。
一人で悩んでいても何も動き始めません。
キャリアアップを伴う転職は究極の仕返し
転職は、冒頭で「逃げる」選択肢として紹介しましたが、実は究極の仕返しにもなります。
なぜかと言うと、パワハラ上司が一番悔しいのはあなたが幸せになることだから。
もしあなたの次の職場が、今よりも待遇の良い職場であるならば、確実に上司は悔しがって最高の仕返しになるわけです。
想像してみてください。
「あなたの転職先を聞いてひきつった上司の顔」
めちゃくちゃ気持ちよくないですか?
そんなこと言っても、そうしたらいいのかわからない方は、焦る必要ありません。
まず一歩を踏み出してみましょう。
世の中はどんどん便利になっていて、今はキャリアのプロフェッショナルに話を聞いてもらえるサービスが存在します。
私がキャリアに悩んでいた10年前には考えられなかったサービスです。
20代なら行動量で勝負が決まる
あなたが20代ならば、キャリアアップできる求人は大量にあります。
まずやることは人材のプロから一度話を聞いてみるだけです。
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もちろん、実際に面談して違和感があれば、何度でもチェンジOK!
相談だけでも可なのでお気軽にどうぞ
完全無料で使えて、面倒な日程調整や企業とのやり取りを丸投げできるので、多くの転職者は転職エージェントを使って活動するのが一般的です。
あなた専属の担当者がついて書類や面接のサポートまでしてくれるので、実際に次の会社に入社するまでプロが併走してくれることになります。
一方で転職活動した結果、転職しないという結論も尊重されます。転職を強要されることは無いので、安心して活動に取り組めます。
僕自身、何社も内定辞退して、コンサルタントさんを泣かせてきましたが、特に急かされることもなく見放されずに色んな企業を紹介して戴きました。
とりあえず、人材のプロと話をすれば、あなたにおすすめの求人や履歴書の準備、面接対策など全てアドバイスしてもらえるので、流れに身を任せるだけです。
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30歳以上なら戦略を練る必要がある
あなたが30歳以上ならば、少し話が変わります。
企業側も即戦力になる人材を求めているので、あなたのスキルセット、どういう貢献ができるのか、将来どうなりたいのか等厳しくチェックされます。
より専門性が高くなり自分を深く掘り下げて理解することが求められるので、転職エージェントのサポートでは不十分になります。
もちろん、自分で整理できれば問題ありませんが、ここの整合性が少しでもおかしければ問答無用で不採用になってしまうので、徹底的に作りこむ必要があります。
何社も不採用が続くとモチベーションが下がり、時間も無駄になるので、自信が無ければ最初からキャリア設計のプロに力を借りるのが近道です。
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パワハラ上司との付き合い方【まとめ】
長くなったので、パワハラ上司との付き合い方を順を追って振り返ってみましょう。
- まずはパワハラ上司と仲良くなる
- それがダメなら、はっきりと言い返す
- どうしようも無ければ、転職する
色んなテクニックも合わせて紹介しているので、ぜひ何回か読んでみてください。
そして、最も重要なことは「行動する」ということです。
行動しない限り、パワハラ上司との付き合い方は永遠に変わりません。
まずはプロと一緒にキャリアについて考えてみるのはアリですよ。
パワハラ上司といえど、人間であることに変わりありません。
きちんとした手段で対抗すれば、あなたがツラい思いをすることも減っていきますよ。