上司に裏切られて不信感しかない
もう上司を信用できない。これからどう接すればいいのか・・
これは誰にでも起こりえる悩みだと思います。
もし職場の上司が信頼できなくなってしまったら、あなたはどうすればいいのか。
僕も色んな職場で、ヤバイ上司をみてきました。
その経験から言うと、信用できなくなった原因によって、効果的な対処法が変わってきます。
例えば、パワハラ上司を相手に無視したって、火に油を注ぐだけです。
この記事では、上司を信用できなくなった原因ごとに対策を紹介していきます。
✔この記事から分かること
■上司が信用できなくなる原因
■その原因ごとの対処法
世の中には色んなタイプの上司がいます
ヤバイ上司のパターンを「嫌いな上司の対処法まとめ」で紹介しているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
上司が信用できなくなる原因
まずは、あなたが上司を信用できなくなってしまった原因は何かを考えてみましょう。
以下、5つのケースをご覧ください。
✔上司を信用できなくなる原因
- パワハラがひどい
- 責任逃れをする
- 指示がいいかげん
- 部下の話を聞かない
- えこひいきする
どれもヒドい上司ではありますが、種類が違いますよね。
おそらく、あなたの上司もどれか(もしくは複数)に当てはまるのではないでしょうか。
この記事では、この5つのケースに対して、あなたがどのような対策を取れば良いのか説明していきます。
パワハラ上司の対処法
パワハラ上司なんて普通に信用できないですよね。
理不尽だし、怖いし、最悪です。
こんな人が相手の場合、むしろ守りに入ると食い物にされてしまうので、以下2つの方法で攻撃を仕掛けましょう。
✔パワハラ上司の対処法
- 相手の弱みに付け込む
- パワハラ被害を訴える
パワハラ上司と分かり合うのは、無駄に精神を消耗するだけなので、戦って相手にあなたと関わるのは危険であることを認識させましょう。
そうすれば、パワハラ上司はあなたと距離を取ってくるので、平和に暮らすことができますよ。
相手の弱みに付け込む
パワハラなんてしてくる人間は性根が腐っています。
なので、探せば一つや二つの弱みは必ず出てくるはずです。
そこに付け込むことができれば、上司に対して優位に立つことができますよね。
具体的に以下2つのポイントで、弱みを探してみましょう。
- 違法行為
- モラルに反する行為
経費の不正利用やカラ出張など、一発でアウトな違法行為があれば、ラッキーです。
その弱みを握ることで、パワハラ上司はもはやあなたに逆らうことができなくなります。
パワハラやセクハラといったハラスメント行為など、モラルに反する行為も違反ではないものの、似たような使い方ができます。
他にも社内不倫、副業(禁止の会社のみ)等が挙げられます。
上司と二人だけの秘密にするもよし、噂を流して上司を追い詰めるもよし、あなた次第でパワハラ上司を煮るなり焼くなりできます。
パワハラ被害を訴える
もう一つの方法が、シンプルにパワハラ被害を訴えるという方法です。
まずは、ハラスメント行為に対してしっかり記録に残すことを意識しましょう。
記録に残す際のコツとして「5W2H」で整理するのがおすすめです。
いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、どうする(How)、なぜ(Why)、どれくらい(How much)
5W2Hに沿って、記録しておけば抜け漏れの心配は少なくなります。
また、可能であればメールやボイスレコーダーなどの物的証拠を入手しておくと、非常に強力な証拠になります。
充分な証拠が集まれば、それを使ってパワハラ被害を訴えましょう。
パワハラ上司の上司にあたる責任者が信頼できる人であれば、まずはその人に相談するのが最もおすすめです。
結局、その人はパワハラ上司の成績評価を付けていたり、人事に影響を与えられたりするので、その人の印象を悪くできるのが最も効果的なんです。
すぐに辞めさせられることにはならないとは思いますが、大きなダメージを与えることができますよ。
もちろん、パワハラ上司の上にあたる人が必ずしも理解がある人というわけでは無いと思います。
もしくは、相談したけど進展がない場合は、人事部に相談しましょう。
そんなことしても状況が変わらないと感じるかもしれませんが、社内での評価を地味に落とすことができるので、そういった小さな積み重ねが大切です。
パワハラ上司の攻略法は「パワハラ上司との付き合い方【3つの攻略法】」でも書いているので、合わせて読んでみてください。
無責任(責任逃れをする)上司の対処法
「上司の指示通りにやったのに、いざ問題になったら自分のせいにされた」なんて経験をしたことある方はいるのではないでしょうか。
こういう無責任な上司も信用できないですよね。
このタイプに対して有効な対処法は「相手に何も期待しない」です。
僕たちは知らぬ間に相手に期待してしまいがちです。
上司だったら、なおさらどうにかしてくれると期待してしまうんです。
その期待が、無責任な行動によって裏切られるから、腹が立つし、悲しくなるし、信頼もできなくなってしまいます。
例えば、「どうせ、この人は口だけで何もやっていないんだろうな」とあらかじめ予想しておきましょう。
そうすれば、本当に何もやっていなかったとしても予想通りとなります。
多くの人は相手に頼めば何かやってくれているという期待をするので、それが裏切られることで怒りがこみ上げてきます。
他にも、カスタマーサポートの対応に腹が立った経験をしている人は多いと思います。
お客様は神様なんだからカスタマーサポートなら何とかしてくれると、みんな期待してしまうんですよね。
この高い期待値で話をしてしまうから、その対応に腹が立ってしまうんです。
無責任な上司であるという前提で、相手に何も期待せずに、あなたの行動を決めてください。
どうせ裏切られるのだから、指示通りにやる必要もありません。
失敗したとして、同じ怒られるなら、自分がやりたいことやって失敗した方が、学びも多くなりますよ。
指示がいいかげんな上司の対処法
指示がいいかげんな上司に振り回されると、うんざりしてもう信用できなくなるパターンもあると思います。
このタイプには2通りあって、指示が漠然としているパターンと言っていることがコロコロ変わるパターンがあると思います。
どちらのパターンも対処法は簡単なので、参考にしてみてください。
指示が漠然としている場合の対処法
このタイプには「何度も聞き返す」が有効です。
もちろん、同じ指示を何回聞いても分からないので、自分が解釈したことを「こういうことですか?」と問いかけてみてください。
上司の認識と違えば、そこで改めて追加説明してくれるはずです。
あなたがしっかり理解できるまで、それを質問を繰り返すことで、ミスマッチは起こらなくなります。
言っていることがコロコロ変わる場合の対処法
このタイプに有効な対処法は「記録に残しておく」です。
俺はそんなこと言っていないと怒られるのが良くあるパターンですが、それを言わせないようにするんです。
メールなどで指示内容を残しておくのを習慣にしましょう。
大勢の前で確認しておくというのも有効な手段です。
部下の話を聞かない上司の対処法
部下の話に全く聞く耳持たない上司っていうのも信用できない人です。
似たようなパターンで、お前に任せる!なんてカッコいいこと言ったくせに、結局全て自分好みに修正する上司とかっていませんか?
僕は過去に出会ったことがありますが、やる気をなくすし、上司への信用も無くなってしまいますよね。
でも、実はこの場合上司側もあなたを信用していないから、話を聞かないんです。
言い換えると、不安だからあなたに仕事を任せることができないんです。
なので、まず上司の信頼を勝ち取ることが対処法となります。
あなたの伝え方を見直してみよう
まずはあなたの伝え方が悪いという可能性を疑ってみましょう。
上司からみてあなたの仕事に対して不安があれば、やっぱり口うるさくなってしまうものです。
相手に分かりやすく物事を伝えるテクニックは色々ありますが、最低限以下2つのことはやっておきましょう。
- 聞かれたことに結論から話す
- 自信を持って、はっきりと話す
聞かれたことに答えない人って結構多いんですが、これって相手からすると仕事できない印象を受けてしまうんです。
「聞かれたことに結論でシンプルに回答する」を実行できると、きちんとしているという印象を与えることができるので、常に意識しましょう。
また、当たり前ですが自信を持ってハキハキ話せる方が説得力ありますよね。
他にもあると思いますが、まずは上記2点を改善していくだけでも、上司からの印象は変わってくるはずです。
ホウレンソウをする
言われれば当たり前ですよね。
報告・連絡・相談を上司と密に行うことで、確実に信頼関係を構築できます。
逆に、これをしっかりやっていなくて、上司が自分の話を聞いてくれない、仕事を任せてくれない、そんな状況を嘆いているならば少し反省しましょう。
やっぱり、何やっているか分からない部下に安心して仕事を任すことはできないです。
部下がやった仕事の責任を持つのは上司なので、当然部下の話を聞くことなく自分の思う通りにやってしまうということになりがちです。
上司と密に連携するようになれば、上司が何を考えているのかも分かるようになってきます。
そうすると、上司側の考えも分かった上で会話できるので、上司もあなたの話に耳を傾けるようになるはずです。
まずは、あなたが上司から信用を勝ち取るという意識でやってみてください。
えこひいきする上司の対処法
えこひいきする上司も最悪ですよね。
ひいきされない人からすれば、当然上司を信用をできなくなります。
でも、このタイプの対処法はシンプルで、上司に好かれれば良いんです。
意外と相手と距離を縮める方法は簡単なんです。
元気よく挨拶する
まずは相手との接点を増やしていきましょう。
心理学の用語で単純接触効果と言いますが、人間は接触回数が多い相手に好印象を持つことが分かっています。
誰でもできる簡単なものは挨拶です。
とは言え、これがきちんとできる社会人って本当に少ないんですよね。
相手の目を見て元気よく「おはようございます」と言う。
帰る時にも、笑顔で「お疲れ様でした」と言う。
これだけでも、相手の印象って変わると思いませんか?
今までやっていなかったのに、急にやるのは恥ずかしいなんて思う方もいるかもしれません。
確かに急にやりだすと「おや?」となるかもしれませんが、1週間も続ければそれが普通になっていきます。
挨拶されて嫌な気分になる人はいないので、思い切ってやってみましょう。
挨拶するときのポイントは以下4つ。
- 元気よく大きな声で
- 相手の目を見て
- 相手の名前を最初に言う
- そして、笑顔を忘れずに
こんな風に挨拶されたら、いくら気に食わない相手でも反応せざるを得ません。
慣れてきたら、そこから一言二言の雑談を入れるのもアリです。
分からないことを質問する
質問すると上司に迷惑がかかると考える人も多いと思います。
でも、実は逆で、上手く質問すると、ホウレンソウもできるし、上述した単純接触効果も狙えるしで、上司に好印象を残すことが可能です。
「分からないことを質問する」という行為は非常に効果的です。
今上司や先輩の立場側いる僕が言っているので、安心してください。
質問する際に気を付けたいのは以下2つです。
- 自分の考えを伝えた上で質問する
- 何で困っているのか、質問事項を明確にする
これができると、上司はあなたに対して安心感を持つことができます。
また教えてもらったら、最大級の感謝とヨイショをしておきましょう。
「○○さんに聞けば営業のことは全部分かりますね。もはや、うちの部署は○○さん無しでは成り立たないです」
こういったことを繰り返していくと、今悪い印象を持たれているとしても、その印象を覆すことはできます。
相手が信用できるかは置いといて、このタイプの気に入られれば逆に何かと利用できるので、そのポジションを目指しましょう。
上司が信用できない時の対処法まとめ
上司が信用できなくなるパターンを5つに分類しました。
- パワハラがひどい
- 責任逃れをする
- 指示がいいかげん
- 部下の話を聞かない
- えこひいきする
あたながどう行動するべきかは、信用できない理由や上司のパターンを分析することで決まってきます。
友人やネットで見聞きした話を真似しても上手くいかないのは、上司のパターンが違うからです。
今一度、あなたの上司を観察して、対策を練ってみてください。