仕事で失敗ばかりしていて落ち込む・・
同じミスはできないと考えるとすごくプレッシャーを感じる
仕事のミスが怖いって、少なからず誰しもが持つ感情です。
でも、仕事での失敗ってなんで起きるか突き詰めて考えている人は多くないと思います。
なので、この2つの「不足」が改善されれば、あなたの仕事の精度は格段に向上することができます。
2つの不足とは、「注意不足」と「準備不足」です。
この記事からわかること
■あなたが失敗する原因は「注意不足」と「準備不足」
■その2つの不足を解決する方法
しっかり準備すれば、たいてい仕事の失敗は未然に防ぐことができます。
今日説明する話が実践できれていれば、「ここまでやったんだから」という感じで自分の仕事に自信を持つことができます。
でも、もし自分の仕事に自信が持てるようになったのならば、あなたの世界は変わっていくと思いませんか?
仕事で失敗する原因となる2つの「不足」
冒頭でネタバレしてしまいましたが、もう一度言うと・・
✔仕事で失敗する原因とは
- 注意不足
- 準備不足
この2つの「不足」について、もう少し詳しく考えていきましょう。
失敗の原因が分かると、失敗を恐れる気持ちは少し和らいでいくと思います。
注意不足
仕事をしていると、ケアレスミスって多くないでしょうか。
・見積もりの金額を間違えていた
・アポの時間、会議の時間を間違えていた
・今日締め切りの仕事を忘れていた
みんな人間ですから、「間違えていた」「忘れていた」なんてことは生じてしまうもの。
でも、これって落ち着いて取り組んでいれば、回避できたはずのミスだと思います。
これは注意力が不足していたということですよね。
準備不足
「注意不足」が原因の失敗以外だと、全て準備不足によるものだと思います。
顧客との商談、社内での会議など、これらって実は始まる前から結果はほぼ決まっているって知っていますか?
テレビドラマで見るような、主人公の熱意で会議の雰囲気を変える、商談の場面で評価をひっくり返すとか、そんな話はありません。
正確には、良い方に変わることは無くて、悪い方(失態を冒して評価が下がる)ならば、ひっくり返ることもあるでしょう。
コンペの場面を例にすると、情報は事前に顧客にインプットしてあって、どの会社にするというのはお客さんの中で決まっています。
それを部長さんや役員さんという偉い方にも見て戴き、念のため確認して戴く場にすぎないのです。
決済権のある人の目線は、部下の○○さんはA社が良いと言っていたけど、本当にA社で良いか確認しようという感じ。
競合先となるB社やC社のプレゼンなんて、はなから興味がないのです。
事前にどれだけ準備したか、関係者に根回ししてあるのか、ということが仕事の成否に直結します。
仕事で失敗する原因は、注意不足からくるケアレスミスが多い。
それ以外の失敗は、事前の準備不足が原因で結果に結びつかない。
注意不足の解決法 「睡眠とダブルチェック」
だいたいの仕事の失敗はケアレスミスなので、それは無くすことができます。
怖がる必要はありません!
さっそく、僕が実践してみて効果的だった2つの方法を紹介していきましょう。
✔注意不足を改善する方法
- 睡眠をしっかりとる
- ダブルチェックの仕組み作り
なんだそんなことかと思った方も、最後まで読んでみて本当に自分ができているかチェックしてみてくださいね。
睡眠をしっかりとる
夜早く寝て睡眠時間をきちんと確保するという、当たり前すぎることですが、おそらく多くの人はできていないと思います。
でも、睡眠はあなたが考える以上に重要なものです。
アメリカの医学雑誌「ランセット」は、医師を対象に睡眠が仕事の効率に与える影響を調査で、以下のような結果を公表しています。
睡眠不足の医師は、十分な睡眠をとった医師に比べて業務を完了させるのに14%長くかかりミスする確率は20%以上高かった。
その他にも、睡眠不足だと何気ないことにイライラしてしまって、つい感情的になってしまうこともありますよね。
つまり、寝不足で良いことなんて何一つないわけです。
じゃあ、どれぐらい睡眠をとればよいのかという話ですが、一般的には7時間前後が適正と言われています。
ただし、適正時間は人それぞれなので、見極める簡単な方法を紹介します。
夜10時~11時ぐらいに寝て、目覚ましをかけずに目が覚める時間で必要な睡眠時間を確認するのがおすすめです。
数日間やってみて、だいたい同じ睡眠時間になれば、それが適正時間だと言えます。
2週間だけで良いので、ぜひ睡眠をしっかり取ってみてください。
日中に集中力が増していることが実感できるようになると思います。
睡眠の質を上げる方法は以下で詳しく解説しているので、良かったらご覧ください。
ダブルチェックの仕組み作り
もう一つ効果的な方法がダブルチェックする仕組みを作るということです。
仕事を整理してみると、想像以上に同じことの繰り返しが多いのに気が付くと思います。
例えば、営業だったら見積書を作成する機会はあると思います。
でも、これって良く打ち間違えたりするんですよね。
それって、僕だけでしょうか・・笑
僕が実際にやったことで、当時エクセルで見積書を作っていたので、数字が入っていないとアラートが立つように、エクセルを改造していました。
そして、完成した見積書を電卓でも叩いてみて、計算間違いが無いかチェックするようにしていました。
つまり、全力でその仕事をやった後で、念のため確認するという仕組みを作っておくということです。
他にも、朝自分のスケジュールを確認して会議や商談の時間をリマインドしておく、準備に抜かりないかチェックするということを習慣化するとかも良いでしょう。
コツは一度ミスってしまったことに対して、次回から同じことを繰り返さないために、どんな仕組みがあれば良いかという視点で考えてみてください。
そうやって改善を重ねていけば、徐々に自分がミスしやすいポイントを減らしていくことができます。
ケアレスミスを減らす方法は2つ!
「①睡眠をしっかり取ること」「②ダブルチェックを仕組み化すること」
準備不足の解決法 「シミュレーションと段取り」
もう一つの失敗要因として紹介した「準備不足」に対して解決策を紹介していきます。
こちらはシンプルに一つだけで、「これからやる仕事をシミュレーションしてみる」ということです。
そのシミュレーションに基づいて、きちんと段取りをするのが大切です。
どういうことなのかもう少し詳しく説明しますね。
仕事をシミュレーションする
まずはこれからやる仕事に対して、次にどうなるのかイメージするのが大切です。
どれぐらいの期間がかかるのか、何が必要になるのか、誰のサポートが欲しいのか等を把握することで、漏れ抜けなく仕事を進めていけます。
こうやって仕事を進めていければ、準備不足になる可能性も低くなりますよね。
可能ならば、あなたがイメージしたアウトプットの方向性で合っているのか、相手にも相談するのがベストです。
「思っていたのと違う」って良くあるパターンです。
例えば、商談で顧客ニーズと少しズレたプレゼンをしてしまったり、上司に指示した内容と違うことをしてしまったり等、残念な結果になってしまいます。
同様に活動スパンが長い仕事は、方向性がズレていないか都度確認するのも大切です。
段取りをする
先ほど説明した通り、仕事というのはたいていのことは始まる前から結果がだいたい決まっているものです。
なので上記で説明したシミュレーションをもとに、いかに段取りするかで仕事の結果を大きく左右します。
例えば、以下のように考えることができます。
・上司から頼まれた資料を作成して、それを持っていったら上司は何て質問してきそうか
・それに対して、あなたは何と答えるのか
・その答えに対して、上司は何て言うのか
・その時、あなたはその上司のコメントや質問に対して、答えを用意できているのか
こんな感じで考えた上で、資料作成に取り組んでみてください。
そうすると、作成する前に上司に確認しておくべきことや裏取りで関係者に確認しておくこと等、単純そうに見える資料作成の仕事でも色々やらなきゃいけないことが見えてくるかもしれません。
これが、商談や会議の場面ならばもっとイメージしやすいですよね。
会議で何かを決めようとする時に、反対に回りそうな人、迷惑をかけることになる部署に対して、どのように説明をするのか、事前に根回しができるか。
それが会議が失敗しないかどうかの分かれ道になるわけです。
仕事に取組む前に、「シミュレーション」と「段取り」が大切。
そうすれば、「ここまでやったのだから!」と自分の仕事に自信が持てます。
↓
「仕事の失敗に対する不安は無くなる」
仕事の失敗を怖がる必要はない!なぜならば、仕事の失敗は無くすことができるから
あなたは今回紹介したことがどれだけできていたでしょうか。
もしできていないことがあったのならば、今回それを知ることができたという意味でラッキーだと思います。
「注意不足」と「準備不足」という2つの不足を徹底的に対策してみてください。
最後におさらいしておきましょう。
①睡眠をしっかりとる
②ダブルチェックの仕組みを日常業務に取り入れる
↓
ケアレスミスが防げます
仕事に取り掛かる前にシミュレーションする
↓
仕事の成功率やパフォーマンスが上がります
簡単ではないと思いますが、今回紹介した方法に取り組めば、徐々に結果が変わってくることを実感できるはずです。