最近、なんだか眠りが浅くて疲れが残っている
もっと、しっかり寝たいのに・・どうすればいいの?
そうやって悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
睡眠の質が人生の質を左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、これを読んでもらえれば大丈夫というレベルで、最高の睡眠を実現するための方法を紹介していきます。
具体的に、寝具や部屋の環境、就寝前の行動、食事など、改善するべきポイントを整理して説明しています。
本や論文で得た知識や自分の実体験に基づいてこの記事を書いています。
今回紹介する中から何個かあなたの生活に取り入れるだけでもだいぶ違ってきます。
睡眠の質を上げたいなら知っておきたいことをすべて詰め込んだので、ぜひ最後まで読んでみてください。
最高の睡眠を実現する方法【これでダメとは言わせない!】
睡眠の質を上げる方法は、様々あるので、まずはどんなのがあるのか整理していきましょう。
✔最高の睡眠を実現する方法
- 食事、サプリ
- 寝室の環境を整える
- 寝具をそろえる
- 習慣を変える
それぞれ説明していきます。
食事、サプリ
睡眠の質を高めるためには、適切な栄養素を摂取することが重要です。特に、眠りを深くするためには、以下の栄養素が必要不可欠です。
- トリプトファン
- マグネシウム
- カルシウム
- ビタミンB6
- メラトニン
- オメガ3脂肪酸
これらの栄養素を意識して食事を変えていくと快眠に大きく近づきます。
食事でとるというのが難しければ、これらの栄養素をサプリメントで補うでも大丈夫です。特に、メラトニンはサプリメントで効果的に補うことができます。
寝室の環境を整える
睡眠の質を高めるためには、寝室の環境を整えることが重要です。以下に、寝室の環境を整えるためのポイントをいくつか挙げます。
- 暗くする
- 静かにする
- 温度湿度を調整する
- アロマをたく
後ほど詳しく紹介していきますが、寝室の環境を整えるといっても、気にするポイントがたくさんあることが分かっていただけたのではないでしょうか。
寝具をそろえる
快適な睡眠を取るためには、寝具も大切な要素です。大きく分けると以下4つにこだわってみてください。
- マットレス
- 枕
- 掛け布団
- パジャマ
こちらも後ほど寝具選びのポイントや具体的にどんな寝具が良いのかを紹介していきます。
習慣を変える
習慣といってもピンとこないと思いますが、具体的には以下5つの習慣を眠りの質を高めるために変えていきましょう。
- 睡眠時間
- 運動
- 日光
- デジタルデトックス
- 入浴
入事や寝具も大切なんですが、質の高い睡眠を促す習慣を身に付けておく方が、早く効果が得られるのでおすすめです。
まずはザクっとした説明をしましたが、ここからさらに項目ごとに深堀りしていくので、ご安心ください。
睡眠の質を高める食生活
まずは食事から解説していきます。
食事は睡眠だけでなく、僕たち人間の全てを形作っているものなので、非常に重要であることは言うまでもありません。
その中でも、睡眠の質を上げる働きがある栄養素があることは知られています。
具体的には以下栄養素を中心に摂取していきましょう。
✔睡眠の質を高める栄養素
- トリプトファン
- マグネシウム
- カルシウム
- ビタミンB6
- メラトニン
- オメガ3脂肪酸
ちなみに、具体的な食材なども紹介していきますが、過剰摂取は逆効果になってしまうので、まずは毎日の食事を1、2品変える程度で取り組んでみてください。
トリプトファン
トリプトファンは、体内でセロトニンやメラトニンといった神経伝達物質の原料となるアミノ酸の一つです。
セロトニンは気分を安定させストレスを緩和する役割があり、メラトニンは眠気を誘い睡眠を促すホルモンです。どちらも快眠には欠かせません。
体内で作られない栄養素なので、食事から摂取する必要があり、以下のような食品に豊富に含まれていることが知られています。
- 肉類(鶏肉や魚介類)
- 大豆製品
- 木の実類(アーモンドやカシューナッツ)
僕は、おやつ代わりにミックスナッツを食べています。
これだと個装されているので、持ち運びにも便利でおすすめです。
木の実には、他にもカルシウムやマグネシウム、オメガ3脂肪酸などこれから紹介する快眠栄養素がバランスよく含まれているので、すごく優秀な食品です。
マグネシウム
マグネシウムは、体内で約300種類以上の酵素反応に必要なミネラルであり、筋肉の収縮や緩和、神経伝達物質の生成、エネルギー代謝にも関与しています。
また、マグネシウムはストレスを軽減する作用もあるため、睡眠の質を高める効果が期待できます。
以下がマグネシウムを多く含む食品です。
- ひじき
- パセリ
- アーモンド
- 玄米
- ほうれん草
マグネシウムは緑黄色野菜、豆類、ナッツ類、全粒穀物などに含まれている栄養素です。
ただ、食事やサプリからだとマグネシウムの吸収効率が良くないため、マグネシウムを摂りたい方は、マグネシウムオイルを身体に塗布するのが効果的です。
使い方としては、1日に1、2回程度、足の裏、太もも、腹部、背中、腕など好みの場所に塗布します。足の裏は皮膚が薄く吸収力が高いためおすすめです。
皮膚が弱い方、金属アレルギーの方は、皮膚が赤くなることもあるので、パッチテストして肌に異常が出ないことを確認した方がいいと思います。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の健康維持に必要というのはよく知られていると思いますが、実は睡眠を調節するためにも役立っています。
カルシウムは眠気を誘い睡眠を促すホルモンであるメラトニンの生成に関与しており、しっかり取り入れることで良質な睡眠を促進することができます。
カルシウムを多く含む食品には、以下のものがあります。
- ヨーグルト
- チーズ
- 牛乳
- ほうれん草
- イワシ缶
先ほど紹介したトリプトファンと相性が良く、相互に吸収を促進する効果があるため、トリプトファンと合わせて摂取するのも効果的です。
具体的には、ヨーグルトにナッツ類を入れて食べたり、チーズと肉類を組み合わせたりなどすると、快眠に近づけると思います。
ビタミンB6
ビタミンB6は、私たちの身体にとって重要なビタミンの1つであり、エネルギー代謝や神経機能の調整に必要な栄養素です。
先ほど紹介したトリプトファンからセロトニン、メラトニンの生成を助ける効果があり、睡眠の質を上げるには欠かせないものです。
ビタミンB6を含む食品は以下です。
- 鶏肉や魚介類
- 魚介類
- 穀物
- 豆類
- 野菜類
- バナナ
米やパンにも含まれており摂取しやすい栄養素と考えられがちですが、実はビタミンB6は熱に弱い特徴があるため、現代人に不足しがちな栄養素の一つです。
睡眠だけでなく、ストレスによる神経系の負荷を緩和する役割や心臓病や脳卒中などの疾患の予防にもなる大事な栄養素なので、サプリメントに頼るのもありです。
僕はバナナや生野菜などを日々の食生活に意識的に取り入れるようにしています。
メラトニン
先ほどから少し触れてはいますが、メラトニンは体内時計のリズムを調整し、睡眠と覚醒のサイクルを調整する役割を持つホルモンです。
一般的には、夜間に分泌され、朝には減少します。このホルモンの分泌は、人々が朝に目覚め、夜に眠るために非常に重要です。
メラトニンを含む食品は、チェリー、キウイフルーツ、トマト、玉ねぎ、とうもろこし、米などが挙げられます。
ただ、食品から摂取されたメラトニンは、血液中に吸収されて肝臓に到達すると、メラトニンが酸化分解されてしまうことに留意する必要があります。
つまり、体内で利用可能なメラトニンは、主に自分で合成することによって得られ、食品から直接メラトニンを摂取しても睡眠の質を向上させることはできないのです。
睡眠の話では、高い確率でメラトニンのサプリメントがおすすめされますが、上述した通り体内にうまく取り込むことができないのであまり意味無いです。
むしろ、素人が服用すると過剰摂取で健康被害が出る可能性もあるので、メラトニンのサプリは医師の指導のもとで服用するようにしましょう。(基本は不要です)
メラトニンは直接摂取ではなく、上述したトリプトファン、ビタミンB6、カルシウムなど、メラトニンの生成に必要な栄養素をバランス良く摂取することが重要であるということを覚えておいてください。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、主に魚や海藻、ナッツ、種子などの食品に含まれる不飽和脂肪酸の一種です。
脳内のセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の合成に関与しており、これらの物質が睡眠に重要な役割を果たしているため、睡眠の質を向上させることができます。
さらに、オメガ3脂肪酸は炎症を抑制する効果があるため、身体の不調を改善することで、より良い睡眠環境を作ることができます。
オメガ3脂肪酸は、体内で合成できないため、主に以下のような食品から摂取する必要があります。
- 魚類:サバ、マグロ、サンマ、イワシ、ニシンなど
- 海藻:わかめ、こんぶ、のりなど
- ナッツ:くるみ、アーモンド、ピスタチオなど
- 種子:チアシード、亜麻仁など
こちらも摂取しにくい食品が多く不足しがちな栄養素なので、サプリメントを活用するのもおすすめです。
睡眠とは直接関係ありませんが、抗酸化作用があり老化防止も期待できるので、普段の食生活で押さえておきたい栄養素の一つです。
明日から食事を変えるのは難しいと思いますが、本当に睡眠に効果がある栄養素は何なのかきちんと理解できたというのは、あなたにとって大きな一歩になります。
スーパーでセール弁当ではなくて、バナナや青魚を買ってみる、普段のおやつ3回中1回をナッツに変えてみるなど、できることからやってみてください。
最高の眠りには最高の寝室が必要不可欠
もうおなか一杯の方は、いったんブックマークして休んでくださいね(笑)
続いては、寝室の環境づくりについて解説してきます。
✔最高の寝室環境に必要な要素
- 照明
- 音
- 温度・湿度
- 匂い
最高の寝室環境は五感を整えることなのです!
ちょっと何を言っているのかよくわからなくなったので、以下詳しい説明をどうぞ。
照明
まずは睡眠の質を高める照明環境を紹介します。
と言ってもシンプルで、できるだけ真っ暗にする!これだけです。
先ほどから何度も登場しているメラトニンという眠気を誘い体内のリズムを整えてくれるホルモンですが、こいつは光の刺激に敏感で、光が強い場合には分泌が抑制され、暗い場合に促進されることが分かっています。
本当にわずかな光でもメラトニンの分泌に影響するので、ぐっすり寝るには暗い環境にこだわることが必要なのです。
スマートフォンやパソコンなどの光源を避け、ブラインドやカーテンを使って外部の光をシャットアウトしていきましょう。
実は普通のカーテンを閉めたぐらいでは、夜に外から入ってくる光をブロックできていません。月明りですら眠りの妨げになるのです。
まずは遮光カーテンに変えて、外から入ってくる光は完全ブロックしましょう。
また、エアコンや加湿器のボタンなど家電製品から発せられる光も、普段気にならないと思いますが、眠りを妨げる要因になっています。
僕は以下のようなシールを電化製品に貼って、光をブロックしています。
さらに、寝る前は温かい色温度の照明でリラックスすることが有効です。
一般的に、暖色(色温度が2700Kから3000K程度)の照明が、リラックスしたムードを作り出し、睡眠を誘導するのに適していると言われています。
普段の生活ではやや暗いと感じると思うので、寝る1時間前ぐらいから暖色系の照明にチェンジできる明るさや色の調節機能が付いている照明がおすすめです。
そんな照明器具は高額なのでは?と思いきや数千円の価格帯で買えるので、絶対に変えた方が良いです。
音
睡眠の質を高めるためには、音の環境も重要です。
不快な音が聞こえたり、適切な音がなかったりすると、睡眠が妨げられたり、浅くなったりすることがあります。
大前提として、寝室の周りにある騒音を最小限に抑えるようにしましょう。
例えば、窓やドアに防音材を貼ったり、換気扇を止めたり、近くの道路や鉄道に対する遮音対策を行うことが考えられます。
周囲の音をマスキングして、集中力を高め、リラックス感をもたらす白いノイズを就寝前には取り入れてください。
代表的な白いノイズには、雨の音、波の音、風の音、車の走行音などがあります。特に、雨の音は多くの人にとって癒しの効果があるとされています。
自然音を集めたアプリなどあるので、環境づくりは簡単にできます。
また、白いノイズだけでなくクラシックのような落ち着いた音楽でもリラックス効果があるので、代替えとしてそれでも大丈夫です。
就寝1時間前ぐらいから自然音を聞きながら本を読み、眠くなったら自然音アプリをタイマーにして寝るという感じで、眠りの質は高まります。
温度・湿度
適切な温度と湿度を調整することで、より深い眠りを促し、目覚めもスッキリとしたものにできます。
適切な環境は以下です。
- 温度:16〜24℃の範囲が推奨
- 湿度:40〜60%の範囲が推奨
もちろん個人差があるため、自分にとって快適な温度湿度を見つける必要があります。
室温のコントロールは、エアコンや扇風機、暖房器具などを活用し、湿度は加湿器や除湿器を使用することができます。
体感ではわかりにくいので、温度室温計を見えるところに置いておくことで、常に意識してコントロールすることができます。
高性能な家電製品もありますが、温度湿度を完璧にしただけでは最高の睡眠は実現しないので、他とのバランスでできる範囲で取り組んでみてください。
匂い
当たり前ですが、悪臭や刺激臭があると不快感を引き起こしリラックスして眠りにつくことが難しくなります。
一方で、心地よい香りは、リラックス効果やストレス緩和に役立ち、良質な睡眠を促すことができます。
匂いもまた睡眠の質に大きな影響を与えるのです。
アロマディフューザーを使って、寝室を快眠しやすい香りに整えていきましょう。
このタイプだと面倒な水の入れ替えや掃除が不要なので、扱いやすいです。
眠りに有効な香りは以下となります。
- ラベンダーオイル
リラックス効果が高く、眠りの質を改善することができます - カモミールオイル
神経を鎮める効果があるため、不眠症やストレスに悩む方におすすめ - ユーカリオイル
鼻詰まりや咳などの呼吸器系のトラブルに効果があります - シダーウッドオイル
緊張やストレスを和らげる効果があり、リラックス効果に優れています
アロマは本当にいろいろな香りがあって、好みは人それぞれなのでお試しセットでまずはいろいろな香りを楽しんでみるのが良いと思います。
香りを楽しむようになると、睡眠だけでなく、おうち時間が贅沢になりますよ。
寝具を整えれば眠りも整う
続いては寝具について解説していきます。
食事や環境を意識するがあまりに、寝具は全然気にして無かったなんてことが無いように・・(実際に僕がそうでした汗)
✔最高の眠りに導く寝具
- マットレス
- 枕
- 掛け布団
- パジャマ
正直、寝具を揃えるだけで簡単な割に効果を実感しやすいので、最初に手を付けた方が良かったなと僕は後悔しています。
これを読んでくれているあなたは、寝具から見直してみてください。
マットレス
適切なマットレスを選ぶことは、快適な寝心地を提供するだけでなく、健康にも大きな影響を与えます。
マットレスを選ぶ際に注目すべきポイントは以下の通りです。
寝心地と体圧分散性
適切な硬さ、やわらかさを選ぶことで、寝心地を確保し、体圧分散性が高いマットレスを選ぶことで、体にかかる負担を軽減することができます。
耐久性
マットレスの寿命は長ければ長いほど良いため、素材や作り方に注目することが大切です。
通気性
湿気を含まず、カビやダニの繁殖を防ぐために、通気性の良いマットレスを選びましょう。
寝返りのしやすさ
寝返りをしやすいマットレスを選ぶことで、快適な睡眠を促すことができます。
これらのポイントを押さえつつ、最終的には自分に合ったマットレスを選ぶことが大切です。僕が愛用しているマットレスを紹介しておきます。
体重別で硬さを選べるので、硬すぎず、柔らかすぎずで、通常の3倍の耐久性を誇るコスパの良さ
評判が良いのは、実際に愛用している僕自身も納得の結果
↑安心のトライ期間90日
マットレスは安い買い物ではないので、万が一相性が合わなかった場合、トライした後に返品すればお金が返ってくるというのは非常に安心材料だと思います。
枕
枕は、睡眠時に頭部と首を正しい位置に保ち、寝姿勢を維持する重要な役割があります。
枕を選ぶ際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 寝姿勢に合った高さ
- 枕の材質
- 首のカーブに合った形状
- 防ダニ加工、抗菌加工
枕の高さは寝姿勢に合わせて選ぶ必要があり、仰向けに寝る場合は低めの枕、横向きに寝る場合は高めの枕が適しています。
材質は通気性や抗菌性が高く、適度な弾力性があるラテックスがおすすめです。
枕はマットレス以上に、個人差があるので、ベストなものを見つけるのに少し時間がかかると思います。
掛け布団
掛け布団は、体温を保ち、体の冷えを防ぐために重要な寝具です。適切な掛け布団を選ぶことで、良質な睡眠を得ることができます。
掛け布団を選ぶ際にポイントは以下です。
温度調整性
体温が上昇しすぎると寝苦しくなり、逆に下がりすぎると寒くなります。掛け布団は適切な温度を保ちながら、汗を吸収して発散することができるものを選びましょう。
軽さ
掛け布団は寝返りをうつために何度も動かす必要があるため、軽量な素材を使用した掛け布団を選ぶことで、寝返りをうつ際の負担を減らすことができます。
防ダニ性
掛け布団は長時間使用するため、ダニが繁殖する可能性があります。快適な睡眠のために、ダニを寄せ付けない素材を使用した掛け布団が適しています。
洗濯可能性
汗やホコリなどが付着した掛け布団は定期的に洗濯することが必要です。洗濯ができる素材を使用した掛け布団を選ぶことで、清潔な状態を保てます。
上記のポイントを満たしている掛け布団として、皆さんご存じのニトリのものがリーズナブルでおすすめです。
掛け布団にも高額なものはありますが、ニトリならリーズナブルで古くなったら買い替えるハードルが低いので僕も愛用しています。
パジャマ
適切なパジャマを選ぶことで、睡眠中に気温調整や湿気管理をサポートし、血液循環を促進してくれます。
パジャマを選ぶポイントは2つだけで、素材とサイズ感にだけ注意してください。
通常のパジャマに多いポリエステル、ナイロン、レーヨン素材は通気性が悪く、湿気をため込みやすいため、寝汗をかきやすい人には向いていません。
天然素材であるコットン、リネン、シルクは肌触りがよく通気性があるのでおすすめです。
また、きつすぎるパジャマは、動きにくくなり、血行不良を引き起こす可能性があるので、ゆったりと着れるものを選んでください。
とは言っても、高いパジャマを用意する必要はなくて、無印良品やユニクロでもコットンなどの天然素材でデザイン性が高いパジャマを購入可能です。
睡眠をサポートする機能性を備えているので、僕は値段がリーズナブルな無印やユニクロで十分だと思います。
寝具もこだわると正解にたどり着くまで時間がかかりますが、今使っているものを今日説明したポイントを意識して変えるだけでも睡眠の質は大きく改善すると思います。
日常の習慣が睡眠の質を引き上げる
最後に快眠に導く日常習慣の話をしていきます。
いくら寝具や寝室環境を整えても、4時間しか寝てなかったら快眠できるわけないですよね・・
質の高い睡眠に必要となる習慣があるということです。
✔最高の眠りのために押さえるべき習慣
- 睡眠時間
- 運動
- 日光
- デジタルデトックス
- 入浴
ここで紹介する話を全て網羅する必要はありませんが、効果は絶大なので最低限知識としては知っておいてください。(できればいくつかは実践してほしい・・)
睡眠時間
睡眠の質を高めるためには十分な睡眠時間と時間帯が重要です。
睡眠時間
一般的に、成人においては1日に7~9時間の睡眠時間が推奨されています。もちろん、個人差があり寝起きの状態や疲れ具合によって必要な睡眠時間は異なります。
睡眠時間が不足すると、疲れやストレスが蓄積され、集中力や判断力の低下、免疫力の低下、肥満や生活習慣病のリスクの増加などの健康リスクが懸念されます。
逆に過剰な睡眠時間も睡眠の質を低下させることがあります。二度寝も、睡眠のリズムを乱すので厳禁です。
睡眠時間帯
人間の体内には、生体リズムと呼ばれる24時間周期で変化する体内時計があります。この体内時計によって、様々な生理機能や行動が調整されています。
そのため、個人の体内時計に合わせて寝る時間帯を決め、十分な睡眠時間を確保することが大切です。
一般的には、21時から深夜2時までが最も質の高い睡眠が得られる時間帯と考えられているので、遅くても23時~24時には就寝するのが望ましいです。
睡眠時間帯は個人差や生活スタイルによっても変わると思いますが、一度決めたら毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きて体内時計を狂わせないことを意識してください。
夜勤や交代制勤務などで同じ時間に寝て起きることが難しい場合には、最低でも睡眠時間は一定に保つようにしましょう。
運動
睡眠と運動は密接な関係があります。
睡眠は身体を休めるために必要な時間で睡眠中には身体の細胞が修復され、筋肉が再生されます。一方、運動は身体を強化するために必要な刺激を与え、筋肉や骨の密度を高め、心臓や肺の機能を改善します。
睡眠と運動は、身体の健康を維持するために不可欠な要素であり、相互に関連していると考えられます。
具体的には、適度な運動が睡眠を促進し、質を高めることが知られており、有酸素運動を20分から30分程度することで十分な効果が得られます。
実際に、米国立衛生研究所が2019年にSleep Health誌で発表した論文では、週に150分以上の有酸素運動をする人が、週に運動しない人に比べて、より短い睡眠時間でもより良い睡眠の質を持っていることが報告しています。
似たような研究データは多くあります。
運動する時間帯ですが、朝の運動は一般的に覚醒効果があり、夜の睡眠に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。
一方で、夕方や夜に運動することで、身体を活性化させたり、ストレスを発散したりすることができ、夜の睡眠に良い影響を与えるとされています。
ただし、就寝前の運動は興奮状態になり睡眠に悪影響を及ぼすので、就寝の3〜4時間前までに行うのが良いとされています。
日光
日光を浴びることで、体内のメラトニンの分泌が調整され睡眠リズムが整えられるので、上手に利用することで、睡眠の質を高めることができます。
朝起きたらカーテンを開けて、できるだけ多くの日光を取り込むようにしましょう。特に、朝の日光を浴びることで、体内時計がリセットされ、睡眠の質が向上します。
また、一般的に午前中の10時から午後の4時までの約30分程度の日光浴が、健康的な生活には適切とされています。
特に、午前中に日光を浴びることを意識してみてください。
日光を浴びることで体内にビタミンDが生成されるため、骨の健康にも役立ちます。
ただし、日光には紫外線も含まれているため、適切な日焼け止めの使用や遮光性の高い帽子やサングラスの使用など、紫外線対策も欠かせません。
僕が近所をウォーキングするときは、つばの長い帽子をかぶっています。
そして、日光を浴びた後は、適度な水分補給を行い、適切な休息をとることも重要です。日光を浴びた後に身体を冷やすことで、体温が下がり、眠りやすくなるとされています。
デジタルデトックス
デジタルデトックスとは、電子機器からの切り離しを意味し、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を使わずに過ごす時間を増やすことです。
特に就寝前のデジタルデトックスは、睡眠の質を大きく左右します。
デジタル機器から発せられるブルーライトと呼ばれる光には脳内のメラトニンの分泌を抑制する効果があります。
メラトニンが睡眠のために重要な役割を持っていることは、この記事でもしつこいぐらい紹介しているので、そろそろ分かってきましたよね。
なので、デジタル機器を使用する時間を減らすことが自然なメラトニン分泌を促進するこにつながります。また、デジタル機器から目を離すことで、ストレスを軽減してリラックスできるという副次的な効果もあります。
具体的には、就寝前にスマートフォンやパソコンの使用を控え、代わりに読書やストレッチ、瞑想などのリラックス効果の高いことをするのがおすすめです。
また、寝室やベットにはデジタル機器を持ち込まないルールにするなどして、デジタル機器を排除するのも有効です。
まず今日のところは、寝る前の30分間、デジタル機器を使わずに何をして過ごすのか決めてみましょう!
入浴
入浴は、身体を清潔にするだけでなく、睡眠の質を高めるための方法としても効果的です。
入浴によって体温が上がり、その後に急激に下がることで、体内時計がリセットされるとされています。
体温調節がうまくいくと、入浴後に体がひんやりして心地よく感じることがあります。この状態が続くと、眠りやすくなるという効果があります。
ただし、入浴直後は体温が上がっているため、就寝直前の入浴は睡眠の質を低下させてしまうことがあります。なので、入浴してから寝るまでに1~2時間ほど時間をあけるようにしてください。
また、熱々風呂が好きな方もいるとは思いますが、睡眠には逆効果になってしまうケースがあります。
湯温は、体温よりも1~2℃ほど高めの温度が理想的です。
高温すぎると、血行が良くなりリラックス効果がある一方で、体温が上がりすぎてしまい睡眠の質を低下させることがあります。
こちらは僕が愛用している入浴剤です。超人気商品なのでご存じの方も多いと思いますが、入浴後に肌がしっとりとするので気に入っています。
せっかくなら充実したお風呂時間にしてみてはいかがでしょうか。
最高の睡眠を実現するのはあなたの行動次第
長々と書いてきましたが、以上が睡眠の質を上げる方法です。
逆にここまでやれば、快眠できないわけがないと思いませんか?(笑)
実際に、僕は眠りの質が大きく改善させてきました。そして、良質な睡眠は人生の質そのものを変えてくれることを実感しています。
食事やサプリ、寝室の環境、寝具など、様々な要素があなたの睡眠の質に影響していますが、一つ一つ改善していくことでより良い睡眠は実現できます。
すべてを一度に実行することは難しいと思うので、まずは自分に合った方法を探し、少しずつ取り入れていくことが大切です。
また、睡眠の質を上げることは、健康や生産性にも直結しています。
十分な睡眠をとることで、体の免疫力が上がり病気にかかりにくくなりますし、仕事や勉強の成果も向上します。
今回紹介した方法を参考に、ぜひ最高の睡眠を実現して、人生をさらに豊かにしてください。