資産形成

毎月分配型ETFのQYLDを長期保有でセミリタイヤ可能か検証してみた

QYLDの配当利回りが10%超え!

そんな話を聞いたら投資したくなりますよね?

ぶっちゃ
ぶっちゃ
配当金が大好きな日本人。わたくし豚(日本人?)も例外ではなく投資したいなと思っています

だけど、良く分からないものに投資をしてはいけないので、QYLDについていろんな角度から調査してみたので、一緒に確認していきましょう!

✔この記事から分かること

■QYLDはどんな仕組みのEFTなのか

■QYLDは長期保有でセミリタイヤ可能なのか

実はわたしもこの記事を書きながら検証を進めていこうと思っているので、どんな結論になるのか分からないです。

完全な見切り発車ですが、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

毎月分配型ETFのQYLDとは

毎月分配型ETFというのは、株をやっている方ならすごく嬉しいかと思います。

だって、日本株だったら半年ごと、米株だったら3か月ごとの配当が一般的であって、毎日配当金がもらえるなんてことは無い。

それがしかも高配当なんてことであれば、気になりますよね。

さっそく概略をみていきましょう!

超高配当なのに毎月もらえる!

とりあえず、21年はどれぐらい配当をもらえたのかまとめてみました。

21年1月:$0.228815 21年2月:$0.233300

21年3月:$0.223860 21年4月:$0.228265

21年5月:$0.220700 21年6月:$0.193932

21年7月:$0.222997 21年8月:$0.187861

21年9月:$0.190247 21年10月:$0.196591

21年11月:$0.2246 21年12月:$0.499377

確かに毎月配当が出ていますね・・これを合計すると、$2.850545です。

21年年初の株価は$22.85だったので、年初に買っていたとすれば12.48%の利回りになります。

ちなみに、現在の終値20.35(22年1月28日)ならば、もっと利回りが高いということになりますね。

いずれにせよ、めちゃくちゃ高利回りであることは文句なしだと思います。

QYLDの仕組み

じゃあ、なんでこんな高利回りなのかという仕組みをきっちり理解しておきたいですよね。

仕組みが分からないとそのリスクも見えてこないです。

ETFの発行元であるGLOBAL X社の公式ページでは以下のように紹介されています。

カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却します。
引用元:Global X Japan株式会社「グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF」

ここで登場するポジションは以下2つです。

  1. ナスダック100指数の買い
  2. ナスダック100指数のコールオプションの売り

この2つのポジションを組み合わせたものがQYLDの正体ということです。

意味が分からないのは②だと思いますが、コールオプションというのは株を買う権利です。

つまり、ナスダック100指数のコールオプションとは、ナスダック指数を所定の価格で買うことができる権利ということです。

ナスダックが値上がりしたら、その権利を行使するので、コールオプションには値下がりリスクが無いというのがメリットです。

もちろん、それならみんな欲しがるので、そのコールオプションそのものに価値がうまれます。(これをプレミアムと言います)

話を戻すとナスダック100指数のコールオプションの売りということは、逆に権利を売るのでそのコールオプションを売って安定収益(プレミアム)を得る代償にナスダックが値上がりするリスクを全て背負うということになります。

要するに、値上がりによって青天井で損をする可能性があるというとんでもないハイリスクなので、ナスダック100指数の買いを持つことでヘッジします。

結果、値上がりリスクを回避してプレミアムだけをもらうことができるというわけです。

シンプルに言えば、ナスダックの値上がりを捨てて安定した収益を取るというETFです。

ちなみに、ナスダックが値下がりすれば、値下がり分からプレミアムを差し引いた分が損失となります。

なので、プレミアムがある分だけ最初はゆるやかなダメージですが、暴落すれば大ダメージを受けることは間違いないです。

ぶっちゃ
ぶっちゃ
ナスダックが値上がりするのが大前提で値下がりはヘッジできていない点は、意外と見落とされているような気が・・

QYLDは本当に儲かるのか長期保有で検証

まあ、リスクはありそうですが、儲かればなんだっていいんですよね!

あなたもそうですよね?

長期保有して儲かるのかどうかそれが重要です。

このETFは2013年12月に設定されているので、そこからのパフォーマンスを検証していきます。

この時期から今に至るまでナスダックは堅調だったので、ここでどれぐらいのパフォーマンスが出ているのかはそれなりに参考になりそうです。

検証の前提

簡単に前提を整理しておきます。

  • 2013年12月始値$25.05で投資
  • 2021年12月終値$22.19までとする
  • 経費率0.6%
  • 買付手数料は考慮しない
  • 配当再投資する/しないの2パターン
  • 再投資は前年の配当を年初にまとめて行う
  • 配当の税金は10%
  • ドルで完結するので、為替変動リスクは考慮しない

こんな感じで検証していきます。

検証結果(セミリタイヤは可能なのか)

まずは主観は抜きにして数字だけみていきます。

配当再投資アリの場合

2013年⇒2021年
$25.05⇒$37.57(+47.1%)

配当再投資ナシの場合

2013年⇒2021年
$25.05⇒$21.30+配当$17.17(+50.7%)

ちなみに、同時期(2013年12月から2021年末まで)のナスダックのパフォーマンスは300%超えでした。

QYLDを投資しても+50%にしかならないということを考えると微妙なパフォーマンスですね。

8年ぐらい投資して100万円が150万円にしかならないのだから、長期投資したところでセミリタイヤは到底難しそうです。

毎月30万円もらいたいとすれば利回り12%として、3000万円必要です。

リタイヤできるぐらいの配当をもらうためには、それなりの投資額が必要ということで、QYLDへの投資自体があなたの資産を大きく増やしてくれることには繋がりませんね。

【まとめ】QYLDを長期保有でセミリタイヤ可能なのか

先に結論を言うと、QYLDを長期保有したところ資産は増えないので、セミリタイヤは不可能ですね。

先ほども触れましたが、QYLDはナスダック指数買いのポジションを持っているので、ナスダック値下がりリスクはヘッジしていません。

要するに、安定して配当金はもらえますが、リスクが低いわけではないです。

むしろ、ナスダック指数買いと同程度のリスクを取っているにも関わらず、パフォーマンスが悪い商品という結論です。

こちらを保有している方は不快になったかもしれません。ごめんなさい・・

でも、こういう分かりにくくして個人投資家を食い物にしている商品は良くないなと思ったので、正直に書いちゃますね。

どういうことかというと、これって逆にオプションを買っていた人はめちゃくちゃ有利な投資をしていたということなんです。

上がる可能性が高そうなナスダック指数を値下がりリスクを排除して、投資できたということです。

このETFの投資家は、そのオプション市場に流動性を提供していただけです。

小難しい話になってしまいましたが、要は高配当という餌につられて割の悪いギャンブルに参加しているということです。

本当は他のETFとパフォーマンスを比べたりしようと思っていたのですが、投資してはいけないタイプの金融商品だったので、必要無いですね。

あえて、このETFが良いというパターンがあるとすれば、ナスダックがレンジでいったりきたりで上がりも下がりもしないというパターンだけですかね。

でも、その場合もナスダックへの期待値が下がると徐々にオプションの価値(プレミアム)が下がる可能性があって、頼みの配当が少なくなる可能性があります。

もちろんナスダックが値上がりすれば儲かりますが、その場合は素直にナスダックに連動するQQQみたいなETFの方がはるかに儲かりますからね。

要は、リスクに見合ったリターンではなくて、ナスダックがハイリスクハイリターンの投資とすれば、QYLDはハイリスクローリターンな商品って感じです。

次回はもう少しちゃんとしたETFを検討したいと思います。

ぶっちゃ
ぶっちゃ
わたしは仮想通貨や株、為替なんでもやるので、オールジャンルで良さそうな投資を調べていきますよー
ツイッターもやってます

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